2011年05月27日 05時00分

成宮寛貴主演、三池崇史監督で人気ゲーム『逆転裁判』映画化

主演・成歩堂龍一(なるほどうりゅういち)を演じる成宮寛貴  (c)CAPCOM CO., LTD. 2001, 2005 ALL RIGHTS RESERVED.  [拡大する]

主演・成歩堂龍一(なるほどうりゅういち)を演じる成宮寛貴  (c)CAPCOM CO., LTD. 2001, 2005 ALL RIGHTS RESERVED. 

 俳優・成宮寛貴主演で人気“法廷”ゲーム『逆転裁判』が映画化されることが26日、わかった。今年のカンヌ映画祭を沸かせた三池崇史監督がメガホンを取り、「くらえ!」と言わんばかりにCG、VFXを活用した法廷バトルシーンを再現する。成宮は「僕ら出演者がゲームのまんまのキャラクターになっているので、ぜひ楽しみにして」とアピールしている。2012年初春公開予定。

 2001年のゲームボーイアドバンス版発売以来、“法廷バトル”という今までにないジャンルを生み出した人気ゲームが、10周年の節目に映画化される。

 燃える正義感と依頼人を信じる心を持つ新人弁護士・成歩堂龍一(なるほどうりゅういち)を演じる成宮は、「弁護士役は初挑戦なので、専門用語が多くて苦労していますが、朝は鳥と共に起き出して早くから撮影を頑張っています」と気合い十分。初めての三池組の現場は「三池監督は黙っていると怖い、という印象でしたが、子供みたいなやんちゃな部分をお持ちなので、何が出てくるのかわからずワクワクします」と話している。

 成歩堂の最大のライバルである若手検事・御剣怜侍(みつるぎれいじ)役には、NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』に浅井三姉妹の次女・初の夫役で出演し、注目される俳優・斎藤工を抜てき。「三池監督と聞き胸が躍りました。最高に魅力的な役なので全身全霊でしっかり“存在”したいと思います」と“必勝”を期す。

 成歩堂を助ける霊媒師・綾里真宵(あやさとまよい)は、女優の桐谷美玲が演じる。「特殊なキャラクターですが、性格は天真爛漫な女の子なので、助手として一生懸命、ナルホドくんをサポートしていきたいです。原作も意識しつつ、私流の真宵を皆さんに見ていただければ」と話した。

 作品の舞台は、パラレルワールドの日本。凶悪犯罪の増加に対応して、新たな法廷システム「序審法廷制度」が採用されていた。それは、弁護士と検事の公開法廷における直接対決のことで、3日以内に被告人の有罪/無罪を先行決定するというもの。限られた時間内で“裁判”と“捜査”を同時に行いながら、嘘や矛盾点をついて、真犯人を暴いていく過程を痛快に描く。

 今月10日にクランクイン。東映京都撮影所に巨大法廷を造って撮影するほか、京都・大阪でロケも行い、6月下旬にクランクアップを予定している。『ヤッターマン』(2009年)の突き抜けた娯楽感覚と、『十三人の刺客』(2010年)のアドレナリンが駆け巡る演出力で、どのような法廷バトルシーンを描き出すのか、期待される。

◆シリーズ累計売上410万本 ゲームソフト『逆転裁判』

 ニンテンドーDS、PC、Wiiなどさまざまなハードでシリーズ化され、現在までに7タイトル、シリーズ累計410万本を売り上げる。これまでにもコミック化やさまざまなグッズ展開、2008年には東京フィルハーモニー交響楽団によるゲーム音楽のオーケストラコンサートの開催、2009年には宝塚歌劇団によって舞台化もされている。

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