在京スポーツ7紙で構成される東京映画記者会が選ぶ『第54回ブルーリボン賞』の授賞式が14日、東京・内幸町のイイノホールで行われ、子役の芦田愛菜(7)が新人賞最年少記録、新藤兼人監督(99)が監督賞最年長記録を大幅に更新した。92歳差の二人が並び、芦田は新藤作品に「ぜひ出演させていただきたいです」とニッコリ。新藤監督は「あと2年もすると彼女の熱演にびっくりすることでしょう。これから頑張って、98歳(作品撮影時)の監督を蹴っ飛ばしてください」と、監督流のエールを送った。 1950年に設立された同賞は毎年、前年の主演男優賞と女優賞の受賞者二人が司会を務めることが慣例になっており、今年は『悪人』の妻夫木聡、『キャタピラー』の寺島しのぶが進行した。
2012/02/15