<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>肩こりの原因は、歯を接触させるクセ?!

肩こりの一因とされている“TCH(歯を接触させるクセ)”は、パソコン作業など何かに集中している時に無意識に行なっているという… [拡大する]

肩こりの一因とされている“TCH(歯を接触させるクセ)”は、パソコン作業など何かに集中している時に無意識に行なっているという…

 厚生労働省が全国22万8千人を対象に「身体の悩み」を聞いたところ、最も多かったのは「肩こり」だった。多くは姿勢の悪さや運動不足などが原因と考えられているが、近年は無意識に上下の歯を接触させてしまうクセ・TCHも一因とみられている。朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)とORICON STYLEが連携してお届けする“おさらいニュース”。今回は、クセが引き起こす肩こりのメカニズムと、簡単な解消法を紹介する。

■歯を接触させると肩がこるその理由

 TCHの正式な名称は「Tooth Contacting Habit」で、直訳すると“歯を接触させるクセ”。東京医科歯科大学の木野孔司准教授は「歯ぎしりや歯をくいしばるということとは異なり、無意識に上下の歯を軽く接触させていること」と説明する。人間の上下の歯は会話時や食べ物を咀嚼している場合のみ接触し、通常は離れているもの。TCHはそれ以外でも常に上下の歯を接触させてしまうことを指し、このクセが肩こりの一因になるという。

 人間の上あごと下あごの接触部分には、“顎関節(がくかんせつ)”がある。歯を長時間接触させ、この部分に負担をかけると、周りの“咬筋(こうきん)”も緊張状態に陥り疲弊していく。すると「それを補おうと首から胸の筋肉や、肩周りの筋肉にも力が加わり、疲弊すると肩こりと認識する」(木野准教授)という。

■TCHが招くのは、肩こりだけではなかった

 TCHは肩こりのみならず、ほかの病気も引き起こす。TCHがひどくなると、顎関節の動きをスムーズにしている“関節円板”に負荷がかかり、位置が大幅にズレてしまう。そして顎関節症を発症し、悪化すると口を開けようとしても開けられない状態になり、無理に開けようとすると激痛が走ることも。

 また、歯を常に圧迫しているため歯周病を悪化させる恐れもあるほか、入れ歯やインプラントを入れている場合は、接触している部分に痛みを感じ、長持ちしない場合もあるとか。

■解消のポイントは、口内をリラックスさせること

 このクセは何かに集中している時に無意識で起こしていることが多いため、改善には“意識的に”歯を接触させないことが大切だ。木野准教授は、簡単に行える改善方法として、「歯を離して力を抜く」といった注意書きを記したメモ帳や付せんをよく目にする場所に貼る方法を伝授。「“上下の歯が触れたら離す”という条件反射が無意識にできるようになると、口の中がリラックスし、首や背中の緊張も和らいで肩こり解消につながるでしょう」。

 新年度から約2ヶ月経ち、緊張感と梅雨のだるさも重なって身体に疲労が溜まりやすいこの季節。常に「肩が重い」「肩こりがなかなか治らない」と感じている人は自分がTCHを起こしていないかチェックしてみては?

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