<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>エアコン28度設定も危険!? 熱中症の落とし穴

夏は熱中症に気をつけたい… 水分補給も大切だが、ほかに注意すべきこととは? [拡大する]

夏は熱中症に気をつけたい… 水分補給も大切だが、ほかに注意すべきこととは?

 気温30度以上が続く熱中症の季節。特に梅雨が明けた直後には緊急搬送される患者が増えるというデータもあり、とりわけ注意が必要だが、気づかぬうちに陥ってしまうパターンも…。熱中症を発症する要因のひとつは、脱水症を引き起こしてしまうことにある。今回の朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)とORICON STYLEによる “おさらいニュース”は、身近にある熱中症への落とし穴を紹介する。

■“目に見えない汗”にもご注意を!

 通常、脱水症が起きやすいのは目に見えるような大量の汗をかいている時だが、“目に見えない汗”も忘れてはいけない。人が1日に失う水分量は約2.5リットルで、そのうち尿や便で排泄される量は1.3リットル。残りの約1.2リットルが汗や呼気で失われるとされ、その多くは“目に見えない汗”として体外に放出されると考えられている。

 人間は、自分では気づかない内に汗をかき体温を調節している。しかし、身体の中の水分が不足すると、汗が出なくなり体温が上昇。すると脳や心臓、肝臓などに影響が出て、最悪の場合、心臓の筋肉が虚血と高温による障害から動かなくなり、死に至ることも。人間は体重の1%以上の水分が汗で失われると、嘔吐や微熱などの脱水症状が出始める可能性があるとされている。体重60kgの人の場合、600g以上の水分の消失が危険信号。そうなる前のこまめな水分補給が重要となるのだ。

■エアコン使用でも危険? 湿度によって異なる「失う水分量」

 節電が続く中、エアコンの温度を28度に設定している家庭も少なくはないはず。しかし、ときにそれが熱中症を引き起こす危険因子の一つになりうるという。愛知医科大学の西村直記氏は「同じ温度の室温でも、湿度によって失われる水分量が異なる」と指摘。節電のためにと、少し高めの温度設定にしていると、湿度によっては知らないうちに水分が多量に失われることがある“見えない汗”に注意をうながす。

 湿度と水分量の関係を調べるため、室温28度で湿度60%の部屋と40%の部屋を用意しどちらがより多くの水分を失っているのか調査を実施。すると、湿度が低いほうが、高い部屋よりも水分を約1.5〜2倍以上失っていた。これはエアコンにより部屋が乾燥することで、汗が体表面から蒸発しやすくなっているから。とはいえ、湿度も温度も高い部屋では、汗が蒸発しにくく体温を下げにくいため、熱中症のリスクは高い。熱中症の予防策としては、涼しい環境の中で、コップ半分程度の水をまめに補給することが有効だ。

 今年の夏は西日本を中心に暑くなるとの予想が出ている。スポーツドリンクや水を持ち歩くなどしてまめに水分を補給し、熱中症知らずの夏を過ごそう。


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