“白衣”と“仮面”、2つの高血圧にご用心

 ある医師が里帰りし、高校の同窓会に出席したときの話。旧友たちとの再会を喜ぶ間もなく、いきなり質問攻めにされてしまった。「オレ、こないだの健診で血圧が高かったんだけど、薬飲んだほうがいいかな?」というコトバを皮切りに、同窓会はさながら健康相談コーナーみたいになったそうだ。

 医師はたまたま、両親にプレゼントするためのポータブル血圧計を持っていたので、それを取り出して次々と計測した。すると、結果を見た1人が「あれ?」と首をかしげる。健診では上が150台、下が110台だったのに、目の前のデジタル計には125/81という数字が出ていたからだ。

 「友人は、明らかな『白衣高血圧』でした。医療機関での計測時に医師や看護師を見ただけで緊張してしまい、同時に血圧も上がる症状です。この症状の人は意外なほど多く、私の体感では10人に1人ぐらいの割合だと思います。友人には血圧計の購入をすすめ、自宅で継続して測定してもらいましたが、血圧は正常値で安定していました。もちろん、服薬の必要もありません」

 高血圧と診断されても、計測時に心拍数も上がっていた自覚のある方などは、白衣高血圧の疑いがあるそうだ。たいていの場合、本来の数値より30〜40ポイント程度は上がっていると見ていいのだという。

 反対に、本当は高血圧である人が医療機関に行ったことで安心し、普段より低い数値が出てしまう「仮面高血圧」という症状もある。こちらは白衣高血圧ほど多くはないものの、「どちらのタイプも、自宅での安静時に計測するのが一番。血圧計を購入する際の注意点としては、腕に巻くタイプのものを選ぶこと」だそうだ。

 価格は1万円前後。健康のためなら、そう高い買い物ではないかも?


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