2012年11月25日 15時34分

「エイズ予防」啓発グッズにコンドーム配布 今年も渋谷駅で若者に訴求

【イベントの様子】エイズ予防啓発グッズを配布するボランティアスタッフ (C)ORICON DD inc. [拡大する]

【イベントの様子】エイズ予防啓発グッズを配布するボランティアスタッフ (C)ORICON DD inc.

 12月1日の「世界エイズデー」に先駆け25日、厚生労働省が民間企業、NGO、学生ボランティアと協力し、東京・渋谷駅の周辺でエイズ予防啓発グッズを配布する街頭イベントを実施した。渋谷での活動は2008年からスタートし今年で5年目となるが、公益財団法人エイズ予防財団の永井頼政氏は「エイズ予防の意識の浸透は、なかなか難しい」と語った。

 永井氏は「世界エイズデーの前後で強化される検査・相談体制などもあり、ホームページで公開しているがなかなかアクセスが伸びない」と現状を明かす。だが「この街頭イベントを含め、今後も続けていきたい」と意欲的だ。この日渋谷では午前11時から午後6時まで、同イベント付近に「HIV無料検査」を設置。即日結果がわかり、その場での記名などもない。

 配布されたグッズは「HIVエイズ基礎知識」、「保健所マップ」の各小冊子とコンドーム、そしてシンボルマークのレッドリボンにちなんだ「レッドバンド」。この日は午後1時から3時まで、集まった25人のボランティアスタッフが、冬空の下で行きかう人々に呼びかけた。

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