2013年04月16日 10時00分

<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>郷ひろみが老けない理由

 実年齢よりも見た目がずっと若く見える人、見えない人。その違いは一体どこにあるのだろう? 今回のORICON STYLEが朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)とのコラボ企画で送る“おさらいニュース”では、57歳にしてスター街道を走り続ける郷ひろみの健康術をピックアップ。その若さの秘密とは?

 41年前に華々しいデビューを飾り、現在も歌手として活躍し続ける郷ひろみ。恒例のコンサートでは、体力を使い切っているはずの終盤に突入しても、なお全力でステージを駆け抜けるなど、間もなく還暦を迎えるとは到底思えない。その衰え知らずの身体の秘密を探るべく、番組では郷の「血液」に注目した。血液検査の結果、郷は中性脂肪、血糖値、善玉コレステロール、ガンマGTP、総たんぱくなど、いずれも20代の平均値より良い結果であることが判明した。

 この結果について、順天堂大学医学部附属順天堂医院の小林弘幸教授は「自律神経の働きが、郷ひろみの血液と血管を若々しく保っているのではないか」とコメント。「自律神経」とは、呼吸や血液の循環など生きるために大切な機能を司る神経のこと。郷は身体を動かす時に必要な「交感神経」と体を休めるときに必要な「副交感神経」をバランスよくすることで血管が収縮と拡張を上手に繰り返し、血液の流れをスムーズにしているのではないかという。

 そこで郷の自律神経を測るため、1日中身体に測定器を付けて、あらゆるシーンの測定にトライ。特筆すべきは、朝食後の15分におよぶ歯磨きにあった。交感神経が上がりやすい午前中にゆっくり歯磨きすることで、自律神経のバランスがとれるのだ。その後、ジムでのトレーニングで交感神経が優位に立つも、運動後にファンの記念撮影に応じた瞬間、一気に交感神経が急降下し、副交感神経とのバランスが取れ始めた。通常なら、ファンと接することでさらに興奮が増してしまうものだが、「24時間郷ひろみ」だからこそなせる業であり、郷が若々しくあり続ける最大の要因といえそうだ。

 さらに、血管の若さの秘訣として、小林教授は「朝食」を挙げる。郷は朝食としてシャーベット状のアサイー(ヤシ科の果物)にイチゴやバナナを載せ、はちみつをからめた「アサイーボウル」を用意し、さらに苺ヨーグルトジュースを飲んでいた。ヨーグルトには善玉菌である乳酸菌が豊富で、一方のアサイー、イチゴやバナナに含まれる食物繊維と、はちみつに含まれるオリゴ糖は善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えるのだという。若々しくあり続けるためにできることは人それぞれ。まずは朝食の改善を試みては?

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