<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>ドライアイに似た「眼瞼ケイレン」とは?

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ドライアイの症状がなかなか改善されない場合は・・・?

 誰もが一度は耳にしたことがある「ドライアイ」。軽症も含めると約2200万人、日本人の6人に1人が患っているという…。しかし、その症状とよく似た「眼瞼(がんけん)ケイレン」という病をご存じだろうか? 今回のORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送※)のコラボ企画“おさらいニュース”では、この病に焦点を当てる。

 まず、最近増えている“目の病”にはどのようなものが挙げられるのか。過去37年間にわたり、目の病に苦しむ延べ約30万人もの患者と向きあってきた井上眼科病院 名誉院長の若倉雅登(まさと)先生が警鐘をならす病気は、以下の3つだ。

1位「ドライアイ」
涙の減少等で、目の表面が乾いてしまう病。
2位「加齢黄斑変性」
物の形や大きさ、色など、視覚情報を捉える網膜の「黄斑」という場所に、毛細血管が発生。その血管が破れて出血する病。
3位「緑内障」
目の中の圧力が高くなり、網膜の神経細胞を圧迫。深刻なダメージを受けた神経細胞が死んでしまう病。

 ドライアイ急増の原因には、装用時間を超える誤ったコンタクトレンズの使い方やパソコンやスマホなどの長時間の使用が指摘されている。このほかにも原因は様々だが、この異変を放置していると、角膜に感染症が発生、視力が急激に低下するおそれがある。

 これまでドライアイは、点眼薬などの治療で改善できる病とされてきた。ところが近年、適切な治療をしても治らない患者が急増しているという。治療しても治らないドライアイの正体とは?

 ドライアイの典型的な症状とよく似ていることから、一般の眼科医でも容易には見分けがつかず、ドライアイと診断されてしまうというケースが後をたたないという病「眼瞼(がんけん)ケイレン」。脳の神経回路に生じた異変によって目の周辺に起きる神経の病のことだ。

 詳しい原因は、まだ分かっていないが、強いストレスや薬の副作用などによって脳の神経回路に異変が起こるのではと考えられている。その初期症状は、「目に異物感を覚える」、「まぶたの裏がゴロゴロする」、「まぶしく感じる」さらには「目が乾いたような感覚」など、いずれもドライアイとそっくりだという。症状が進行すると、「まぶたの上がピクピクけいれんする」、「1度目を閉じるとまぶたが上がりにくくなる」など、眼瞼けいれん特有の異変が現われる。

 井上眼科病院に訪れた患者を調べてみたところ、これまでドライアイと診断された患者の中で、眼瞼ケイレンを患っていた人は69%と、ドライアイ患者増加の裏にはこの神経の病が大きく関わっている可能性があることが判明した。

 一般の眼科では見つけにくい「眼瞼ケイレン」を診察・治療可能なのが、「神経眼科」だ。神経眼科とは、眼球だけでなくモノを見るときに必要な脳と神経の働き、さらには視覚信号を伝える脳内の伝達経路までを詳しく診察する診療科で、一般の眼科では発見が難しい目の病を調べる。

 ドライアイと診断され治療しているものの、なかなか改善されない場合は、一度「神経眼科」での受診も考えてみてはどうだろうか。

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