家族向けの自転車保険のメリット・デメリット

  • 家族向けの自転車保険のメリット・デメリット

 近年、自転車人口は増加してきており、通勤や通学、ちょっとしたお買いものなど、日常生活での利用頻度が高まってきています。そのため家族全員が自転車を利用しているという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、自転車利用者とともに注目をあつめている自転車保険の中でも、夫婦向けプランや家族向けプランといった複数人が被保険者となっているプランについてご紹介しましょう。
 エコや健康志向への意識の高まりを受け、性別や年齢を問わず自転車人口が増加しています。身長など自分の体型に合わせて購入する自転車は、「一家に一台」ではなく「一人一台」というご家庭がほとんどでしょう。しかし、自転車利用者の増加とともに、マナーの悪化や、対人の自転車事故の増加が問題となっています。

 平成26年の自転車事故死傷者のうちおよそ30%が20歳以下の未成年者であることから、家族の中でもとくに子供は自転車事故の当事者になりやすいと言えるでしょう。大人に比べて判断能力や運転技術の低い小学生などの小さな子供だけでなく、自転車通学をする中学生・高校生がいる場合は、とくに自転車保険について考えておいた方が良いでしょう。

 子供が自転車事故の被害者になるだけでなく、加害者になってしまう可能性もあります。近年の対人自転車事故の民事訴訟では、1億円近い高額な損害賠償の支払いを命じられるケースも増えてきています。このような高額な賠償金は、家族にとってとても大きな負担となってしまいます。そのため万が一の家族の支えとして、自転車保険の夫婦向けプランや家族向けプランが人気を集めています。

家族の形態に合わせて選べるプラン

 自転車保険には、「本人またはその配偶者と同居の、本人またはその配偶者6親等以内の血族及び3親等以内の姻族」や「配偶者の他、被保険者本人または配偶者と生計を共にする同居の親族又は別居の未婚の子」などが補償の対象となるタイプがあります。ややこしい表現になっていますが、簡単に言えば被保険者が一人だけではなく、夫婦二人がまとめて補償を受けられるプランや、家族(親族を含む場合もある)みんなが補償を受けられるプランがあり、補償の対象となる人の範囲を選択することができる保険が多くなっています。

家族向けプランのメリット・デメリット

 家族向けプランのメリットはなんといっても、一つの契約で家族全員が補償を受けることが出来るという、手軽さと、ばらばらに保険に加入するよりも保険料が割安になるということでしょう。ですから、自転車通学をしている子供がいる、あるいは家族全員が自転車を利用するというご家庭には、家族向けプランがおすすめです。

 一方デメリットとしては、家族一人一人に合わせた補償内容の変更が出来ないことです。たとえば、一家の大黒柱であるお父さんは、「傷害保険」を手厚く、入院日額6,000円・通院日額2,000円、死亡時には400万円としたいが、無茶な運転をしがちな息子は「個人賠償責任保険」を手厚くし、最高1億円としたい、というような場合です。
 しがたって、どのようなプランの自転車保険に加入すればよいのか、家族の自転車利用状況に合わせて検討する必要があるでしょう。