2016年03月22日 09時20分

カードローンの利息っていくら? 「金利」を下げるコツも紹介!

気になるカードローンの“金利”事情。オトクに活用するポイントは? [拡大する]

気になるカードローンの“金利”事情。オトクに活用するポイントは?

 カードローンは、会社によって金利や利息が異なるもの。利用する場合に、なるべく安く抑えたいと考えるのは誰しも同じだろう。そこで今回は、利用前におさえておきたい利息の計算方法や金利を下げるコツについて紹介しよう。

■金利の相場はいくら?
 カードローンの金利は、銀行カードローンなら年利3〜15%くらい、消費者金融カードローンなら年5〜18%くらいが相場。金利の上限は、法律上20%と決まっている。20%を越える金利で貸付する会社は闇金融業者の可能性が高いため、注意したい。

 できるだけ低い金利で借りることができればいいが、カードローンを最初に借りる場合は大体が上限金利での契約となる。これは信用情報や今までの実績なども影響しているため。金利をなるべく低く借入したい場合は、下限金利ではなく、上限金利をみるようにすることをオススメしたい。たとえば、4.0%〜15.0%と5.0%〜14.0%の2つの金利で迷っていた場合、後者の方が上限金利が低いため、低い金利で借りることができる可能性が高くなる。

■返済方法で“利息負担”が変わる…!?
 同じ金利だとしても、返済方法によっては返済期間と利息の総額が大きく変わることがある。そのため、金利だけでなく、それぞれの返済方式の特徴をおさえておくことも金利をおさえるコツといえる。

<元金一括返済>
 元金を一括で繰り上げ返済しようと考えている場合、利息が元加されるのは月に1度であるため、元金を一括繰り上げ返済しても、返済日までの利息が残ってしまう。完済したい場合は、金融機関の窓口で「利息も含めて完済したい」という旨を伝えるようにしよう。

 また、返済が遅れた場合に借入残高全体に利息や遅延障害金が加算されることになる。この遅延障害金は、「元金+利息」で算出されるので、利息にも遅延障害金がかけられてしまうということだ。返済が遅れると負担が大きくなってしまうため、注意したい。

<リボルビング払い>
 リボルビング払いは、分割払いよりも金利が高く設定されている場合が多い。元金が減りにくいため、支払い期間が長くなってしまうことも多く、その分利息が多くついてしまう。また、毎月の返済額が変わらない方式もあり、気づかないうちに金利が高くなっていることもあるので注意が必要だ。

■具体的な計算例
 「どの程度利息がかかるのか」を計算ができるようになると、自分がどれだけの額返さなければならないのか把握することができる。通常のローンであれば、元金に年利をかけることで利息を出すことができるが、カードローンの場合は「金利」加え、「借入期間」も必要となる。カードローンの利息の計算方法は以下の通り。

<利息の計算式>
利息=元金(借りたお金)×金利×借入期間

<例>
年利18.0%のカードローンで元金15万円を借入し、この額を30日間で返済した場合に発生する利息は以下のように計算する。

利息=15万円(元金)×18.0%(年利)÷30日(借入期間)×365日

 上記の計算をすると、利息は1849円。もし借入期間が倍の60日であった場合は、上記の式の借入期間を60日にするわけだから、結果としてその分利息も大きくなるということが分かる。

 カードローンは返済期間が長くなるほど、利息が大きくなってしまう。そのため、金利をおさえるコツとして「カードローン会社を慎重に選ぶこと」と「1日でも早く返済すること」に気をつけたい。まずは金利がどのような形でかかるのかを理解し、なるべく低い金利で借入ができるよう多くのカードローン会社を比較することをオススメする。

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