メーカー系クレジットカードの特徴とは?

  • メーカー系クレジットカードの特徴とは?

 現在、日本国内だけでも300社以上の企業がクレジットカードを発行しています。
 発行・提供会社によってクレジット機能の他に様々な特典があり、電車に乗るだけでポイントが付与されたり、カードを持っているだけでガソリンが割引されたりするなど、個性豊かなクレジットカードが登場しています。
 今回は自動車メーカーや電機メーカー等が発行している、いわゆるメーカー系クレジットカードの特徴についてご紹介しましょう。
 メーカー系クレジットカードとは、自動車メーカーや電機メーカーが発行しているカードです。
 広義では石油会社が発行する石油系クレジットカード、飛行機会社が発行する航空系クレジットカード、バス会社や鉄道会社が発行する交通系クレジットカードを含む場合もあります。
 メーカー系クレジットカードの特徴は自社製品や自社サービスが手厚くなること。たとえば家電メーカーの場合はメーカー品の保証期間が延長されたり、自動車メーカーの場合は提携している駐車場の料金が安くなったりします。特定のメーカーやブランドが好きな方ならば、1枚は持っておきたいカードです。
 以前、クレジットカードといえば銀行系や信販系が一般的でしたが、近年は顧客を囲い込むためにメーカーが相次いで参入しています。自動車メーカーや電機メーカーに限らず、デパートやコンビニ、ガソリンスタンド、航空会社、バス会社など、様々な企業がカードを発行し、利用される頻度を高め、他社への流入を防ぐために、自社サービスや自社商品の特典を手厚くしています。
 ただし、それはあくまでメーカー側の狙いです。ユーザーとしてはライフスタイルに合わせて複数のカードを持ちたいところ。時と場合によって使い分ければ、より多くの特典を受けられることができます。
 銀行系や信販系のクレジットカードは審査が厳しいことで有名です。高額商品の利用を前提としていることから、確実に返済できる人のみを選んでいます。近年は契約社員やアルバイトでも雇用が安定していれば審査に通るといわれていますが、厳しいことには変わりありません。安定した収入があったとしても、場合によっては審査に落ちてしまいます。
 一方、現在参入が激しいメーカー系クレジットカードは、少しでも顧客を確保するためか、審査が緩くなっています。銀行系や信販系に落ちてしまった方でも、メーカー系ならば審査が通るかもしれません。主婦や学生でも比較的容易に取れるため、初めてのクレジットカードに最適です。
 メーカー系クレジットカードは特典の範囲が狭い一方、特典の質は高いものとなっています。年会費も少なく、特定のメーカーやブランドのファンならば作っておきたいカードです。
 また銀行系や信販系のカードよりも、クレジット審査が比較的やさしく、主婦や学生でも取得可能。
 まずはメーカー系で良質なクレジットヒストリー(返済履歴)を作った後に、銀行系・信販系へとステップアップするという使い方もできます。
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