急な海外転勤が決まってしまったら

  • 急な海外転勤が決まってしまったら

 急な海外転勤や、留学など長期で家を不在にする場合、一般的には部屋を明け渡します。会社などで家賃を払ってもらえるならば、そのまま借りたままでいいかもしれませんが、家賃を自分で払っている場合は、使っていない部屋に家賃を支払いつづけてしまうことになります。ここでは、長期不在で部屋を明け渡す際に必要な手続きや準備について紹介します。

海外に引っ越す場合に必要な手続き

 海外に引っ越す際には必要な手続きや清算などがあります。主要な手続きに関しては以下の通りです。

〈ライフラインの手続き〉
まず、水道やガス、電気などライフラインの清算を行わなければなりません。業者の人が自宅まで来て清算という形になるので、日程が合わない可能性も考えて遅くとも引っ越し1?2週間前には各管理会社に清算の予約をするようにしましょう。電話で連絡する際には、領収書に記載されている「お客様番号」を手元に準備しておくと、問い合わせがスムーズに行えます。

〈電話・携帯電話の手続き〉
電話代は電話線の取り外し工事が完了してからの清算となります。ライフラインに比べ、清算までに時間がかかりますので、遅くとも引っ越し1か月前には予約をしておくと安心です。

 携帯電話は国内で利用可能な回線を海外で利用することは基本的にはできないので解約することとなります。毎月の基本料を支払えば、利用していた電話番号を保持してくれるサービスを行っている携帯電話会社もあるので、帰国後に同じ番号を使いたい場合は問い合わせてみることをおすすめします。

海外に引っ越す際に送る荷物について

 海外に引っ越す場合、国内の引っ越しと違い荷物の配送料が高くつきます。引っ越しに使う交通機関によって料金の決め方は変わってきますが、飛行機の場合は箱の重量、船便の場合は箱の容積によって料金が加算されます。

 そのため、あまり大きな荷物や重い荷物を運ぶとなると、配送料が高額になります。海外などに長期滞在する場合、部屋を明け渡した後の荷物の置き場を探さなければならなくなってしまいます。大きな家具や家電製品なども、帰った後に利用することを考えるのであれば長期で保管できる場所を事前に探しましょう。

長期不在中の荷物をトランクルームで保管

 海外転勤中に日本に置いていく家具の置き場に困った場合は、トランクルームの利用をおすすめします。賃貸を借り続ける際の家賃よりも安く済むうえに、管理環境がしっかりしているところであれば遠く離れた場所にいても安心です。

 大きな家具や家電製品などを保管する場合は空調やセキュリティなど管理がしっかりしているトランクルームをおすすめします。長期間出し入れをすることがない場合は、セキュリティと管理面が比較的高いため、利用しやすいでしょう。

 保管する家具が大きい場合や、量が多い場合には運び入れるための業者なども必要になります。事前に引っ越し業者などの手配もしておくようにしましょう。管理会社によっては、運送サービスをしている場合もあるので、契約時などに問い合わせてみることをおすすめします。
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