トランクルームの引き渡しまでの流れ

 部屋に置いておきたくはない荷物や、収納スペースに入りきらなかった荷物などを保管できるトランクルーム。実際に利用するためには、利用する貸し倉庫会社を探すことや、一連の契約手続きなどを行わなければなりません。今回はトランクルームを実際に利用するための手順を紹介します。
 まずは利用したいトランクルーム会社を探しましょう。トランクルームにもさまざまな形態があります。用途に応じて選ぶことが大切です。

(1)レンタル収納スペース
スキー用品やキャンプ用品など、普段はあまり使わない荷物を預けたい場合はレンタル収納スペースがおすすめです。セキュリティ面も安心で、荷物の出し入れの自由度が高いため、必要になったときにすぐに取り出すことができます。

(2)トランクルーム
長期間取り出す必要がなく、安全面を重視するのであれば、トランクルームを選びましょう。
突然海外や地方に長期出張することになった場合、今まで借りていた部屋は引き払う場合が一般的です。その際に全ての荷物を持って行くことができないときは、トランクルームがおすすめです。

セキュリティは一番安全で、空調や温度設定も管理されているため、荷物を適切な状態で保管できます。ピアノなどデリケートな音楽機器の一時保管などにも向いています。

(3)野外コンテナ
安全面よりもコストを抑えたい場合は野外コンテナを選びましょう。レンタル収納スペースやトランクルームよりも安く借りることができます。

 引っ越し時の荷物一時的な預かりや、あまり特別な管理を必要としない趣味用品などであれば、便利に利用できます。
 野外コンテナは車をそばに付けて利用できる場合も多いので、レジャーなどのときに車で寄って荷物を出すといった利用もできます。
 インターネットなどで利用したいトランクルームを見つけたら、契約の手続きをしましょう。すぐに契約して利用できる会社もありますが、空調や広さなどをチェックするためにも、できるかぎり内覧してから決めることをおすすめします。

 利用を決めた後は、レンタルの申し込みと、必要書類の提出をします。また利用するには運営会社による審査があります。審査を通った後、初期費用等の入金をして、初めて契約が締結されます。また契約に必要なものは以下のものです。

〈個人契約〉
・公的機関により発行された住所・氏名・顔が分かるもの(運転免許証、パスポート、住民票など)
・利用料金を引き落としする銀行名義の届け印

〈法人契約〉
・発行後3か月以内の商業登記簿謄本
・会社の実印

〈個人・法人共通〉
・初月分の利用料(日割り)
・翌月の利用料
※企業によっては保証委託料や礼金が必要な場合もあり
 契約が締結されたら、いよいよ荷物の搬入です。荷物の運び込みは自分で手配することとなります。荷物の大きさや多さによっては、引っ越し業者に頼まなければならない場合もあるので、トランクルームの利用が決まったら、早めに予約をするようにしておきましょう。

 野外コンテナを利用する際には、倉庫内が暗い場合もあります。荷物の搬入は、できるかぎり日中の日が明るいうちに終わらせられるように計画を立てましょう。

 利用するトランクルームを決めてから荷物の搬入まで、契約や業者の手配などで時間がかかる場合もあります。なるべく余裕をもって申し込みをするのがよいでしょう。
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