未成年“2人乗りバイク”が衝突事故 親に監督義務違反はあるのか?

未成年者が起こしたバイク事故で、親の監督義務違反は認められるのか? [拡大する]

未成年者が起こしたバイク事故で、親の監督義務違反は認められるのか?

 今月19日、兵庫県宍粟市の中国自動車道で、少年2人が乗ったバイクと乗用車の衝突事故が発生した。少年は未成年で全身を強く打って死亡。事故原因のひとつは、バイクの逆走とみられている。この場合、親の監督義務違反は認められるのか? 過去にも未成年者が起こしたバイク事故があるので、例として紹介しよう。

<事故内容>
 2011年7月14日未明、茨城県常総市内の交差点で、突然合図なく右折しようとした未成年者運転の2人乗りバイクと、直進していた大型トラックが衝突。双方の車両が損傷した。

<判決>
 トラックを所有していた運送会社は、バイクの運転者とその母親に対し、車両の修理費用や休車損害など、約300万円を求める訴えを起こした。

 判決では、「トラック側に前方不注視の過失があった」としつつも、「トラックがすでに交差点へ進入していたにもかかわらず、車の陰から突然、合図もせずに右折しようしたバイク側の過失は大きい」と指摘。そのため、過失割合をバイク側95%、トラック側5%と認定し、バイク側に約282万円の支払いを命じた。

 なお、バイクの運転者は当時19歳だったため、トラック側は、親権者(母親)の監督義務違反があったと主張。だが、判決では「そこまでの注意義務はなかった」と認められていない(2014年7月30日千葉地裁判決)。

 バイクの2人乗りは禁止されているわけではないが、1人で乗るときより安全運転を意識することが大切。今回紹介した事故のような危険な運転は絶対に避けるべきだ。

監修/新橋IT法律事務所 弁護士・谷川徹三氏

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