中古車査定の方法とチェックされる項目
(1)外装と内装が無傷であること
(2)エンジンと足回りが走行に支障がなく良好であること
(3)車検の残り月数が3カ月以内であること
(4)走行キロ数が標準であること
(5)タイヤの残り溝が1.6mm以上であること
(6)事故修復歴や改造工作がないこと、腐食や臭いなどの損傷原価要因がないこと
査定価格の算出は「査定基準価格→基本価格→査定価格」という順番で決定されます。査定基準価格とはJAAIが毎月に設定する、標準的な整備を完了した小売価格です。査定基準価格をベースに買い取り業者社が基本価格を決定します。そして基本価格に加点・減点項目を加減すると最終的な査定価格が決定します。
最初にチェックする中古車査定のポイントは、車種、グレード、年式、ボディカラーです。買い取り額のベースを決める基準となり、車を買った時点から変更することはできません。次にチェックするのは走行距離や修復歴、エンジン周りなど車の状態や使われ方です。この点も買い取り査定に大きく影響します。他には内装・外装のキズや汚れ、整備履歴、装備なども見ます。さらに、こうしたポイント以外にも車のあらゆる部分を確認します。一覧でまとめてみました。
・ボディの汚れ、キズ、ヘコミなど
・ボディカラーの汚れ、キズ、ヘコミ
・エアロパーツは純正のものか
・ナンバープレートの変形
・前後左右のガラスのヒビ
・車両の傾き
・サンルーフやムーンルーフの動作確認
・ヘッドライトやテールランプの球切れ
・ドア、ウインドウの動作確認
■内装
・シートやマットの汚れ
・オーディオやスピーカーの動作確認
・カーナビゲーションシステム(カーナビ)などオプション装備
・メーター類の確認
・エアバッグ(サイドエアバッグやカーテンエアバッグなど特殊なエアバッグの有無)
・トランクスペースの状態(スペアタイヤの有無、修復歴)
■足回り・下回り
・タイヤのサイズと残り溝の確認
・タイヤハウスの状態(汚れるので注意)
・車高
・マフラーの腐食
・オイル漏れ
■エンジンルーム
・バッテリーの状態
・冷却水の量と汚れ
・エンジンオイルの量と汚れ
・修復歴
・改造パーツの有無
・車体番号
・エンジンをかけた時の異音
■その他
・車検証(車体番号、型式、年式)
・メーカー
・車種
・年式
・走行距離
・取り扱い説明書、保証書、整備手帳
・車検の残り期間
これらを中古車査定のポイントとして、査定をする人はチェックシートに車の状態を記載し、それを土台に中古車の商品価値を決定しています。