座席のシミ、汚れの車買取の査定評価
中古車を購入する人にとっては、汚れはキズと同様に気になるポイントです。そのため中古車買い取り業者は、車を買い取った後にシミ抜きやクリーニングをするのはもちろん、ひどい場合にはシートをまるまる交換するということもあります。この費用は当然、買い取り価格から差し引かれます。少しでも高く売りたい場合はなるべく車内をきれいな状態にして査定に出しましょう。
対処しづらいのが飲食物による汚れです。ガムやアメの跡がついていたり、コーヒーやジュースのシミがあると、買い取り価格は大幅に下がってしまいます。
(1)ガムの汚れ
座席にガムが付いた場合、無理にはがそうとするとかえって被害が広がってしまったり、シートの繊維が傷んでしまうことがあります。ガムは冷やすと硬くなる性質があるので、氷を入れたビニール袋を当てて、カチカチにした状態でゆっくりとはがすようにしましょう。
(2)アメの汚れ
アメがシートにこびりついている場合、シートを傷つけないように削り取りましょう。削りきれなかった部分は、中性洗剤を薄めたぬるま湯をタオルに含ませて、ゆっくりとふき取ります。仕上げに絞ったタオルで乾拭きをしましょう。
(3)コーヒーやジュースの汚れ
座席にコーヒーやジュースのシミがある場合ですが、漂白剤は使わないほうがよいでしょう。汚れは取れますが、その部分だけ色味が不自然になってしまうためです。まずは中性洗剤や石鹸を溶かしたぬるま湯をタオルに含ませて、そっとふき取りましょう。頑固な汚れにみえても、時間をかけることで、簡単にふき取れることがあります。
中古車査定の直前に慌ててシートを掃除するということがないように、汚れの対策を普段からしておくことが大切です。シートカバーはもちろん、頭皮の脂汚れを防止するヘッドレストカバー、防水スプレーなど、シミ・汚れを防ぐアイテムは数多く販売されています。汚れは放置すると落ちにくくなるので、汚れたら、すぐに除去することが大切。車内にウェットティッシュを常備しておくと、いざというときに安心です。