車の維持費について

  • 車を維持するためにかかるコスト

 最近は自動車に対する考え方も変わっており、特に交通網が発達している都市圏などでは自動車を所有することにこだわりを持たない人が多くなっているようです。自家用車・カーシェアリング・レンタカーのコストを比較し、メリット・デメリットについて考えてみましょう。

自家用車のコスト

 かつて、自家用車を持つことはステータスと考えられていましたが、若者のクルマ離れが進んでいることからもわかるように、以前ほどではなくなりました。自家用車はいつでも自由に使えるという利便性がある反面、維持コストがかかるためです。

 自家用車の主なコストは、「車両代」「ガソリン代」「車検代」「保険代」「駐車料金」「保有税」になります。昔よりも車の燃費性能は向上していますが、ガソリン代は必ずかかります。駐車料金は自宅の場合は無料ですが、土地の購入費や維持費、固定資産税などを考えると実質的にはおカネがかかっているといえます。そのため、鉄道などの交通網が発達している地域での自家用車の所有率が低下しているのは当然で、極めて合理的な判断といるでしょう。ただし、これは首都圏の場合です。一家に一台もなければ移動もままならないこともある地方では依然としてクルマ社会です。また、地方は首都圏と比べて駐車料金が比較的安いので車一台の維持コストも少なくて済みます。

カーシェアリングのコスト

 自家用車に対して、カーシェアリングやレンタカーという車の利用方法があります。カーシェアリングとは、特定の車を複数人で共有するシステムです。車を借りるという点ではレンタカーに近い存在ですが、利用できるのは事前に登録した会員だけで、短時間の利用を想定されている点で異なります。

 車はカーシェアリング用の駐車場に置かれますが、一般的にはマンションなどの住宅地にあることが多く、立地に恵まれた場合は自家用車感覚で利用することもできます。自家用車とレンタカーの中間的な存在と言えるでしょう。
 カーシェアリングの主なコストは入会金などの「初期費用」、基本使用料である「固定費」、車を使用した時間単位で徴収される「使用料金」、ガソリン代に相当する「距離料金」等があります。短時間の利用ではレンタカーより安くなる一方、半日・一日単位の長時間使用になるとレンタカーより費用は高くなります。近場で短い時間だけ車を利用する人に向いています。

レンタカーのコスト

 社用車を手放し、レンタカーにすることで経費削減を図る企業が増えているように、車の使用頻度によってはレンタカーのほうが安くなる場合があります。車の整備費用はもちろん、備品の購入など、ほとんどの経費はレンタカー会社が負担し、必要な時に必要なだけ使用できるのが魅力です。
 レンタカーの主なコストは「利用料金」「ガソリン代」「保険料」です。近場に買い物へ行くなど、短時間の利用ならばカーシェアリングが安く済みますが、長距離ドライブなど半日や一日単位の利用ならばレンタカーのほうが費用を抑えられます。