2014年02月23日 09時30分

“株主優待生活”桐谷氏の講演会におよそ300人 立ち見やキャンセル待ちなど長蛇の列

『東証IRフェスタ2014』の講演会で、独自の“優待生活の醍醐味”を語った桐谷広人氏 (C)oricon ME inc. [拡大する]

『東証IRフェスタ2014』の講演会で、独自の“優待生活の醍醐味”を語った桐谷広人氏 (C)oricon ME inc.

 株主優待生活が話題の元将棋士・桐谷広人氏が22日、東京国際フォーラムで開催された「東証IRフェスタ2014」の講演会に講師として登場。「優待株に投資しよう」をテーマに、「(株主)優待を利用して、楽しい人生を送って欲しい」と、会場に集まったおよそ300人の前で45分間の熱弁をふるった。この日の自身の服装についてもスーツにネクタイ、革靴に至るまで、すべてを優待で賄ったと告白。「育毛剤も優待です」と明かし、会場の笑いを誘った。

 講演の内容は、優待株への投資だけの話題にとどまらず、桐谷氏が株を始めたきっかけから、「1億もうけて、1億損しました」とバブルやリーマンショックで大損をしたときの話、またバラエティー番組での収録現場の裏話など多岐に渡り、聴衆も興味津々の様子。

 テーマである「優待株への投資」の話では、ネットの普及にともなって、ネット証券を利用した投資の手軽さに触れた。無料での口座開設や、自分でも簡単に銘柄調べができるようになったことを挙げ、「日本では“株ってこわい”という意識が根強いけれど、ぜひNISA(ニーサ)など少額投資を手初めにしてみては」と語りかけた。最後に「優待は広く浅く持っている方がいい」と明かし、銘柄は一つではなく、少額で多くの銘柄を保有する“桐谷流の投資理論”を伝授した。

 講演会後は、先着20名を対象にしたサイン会を実施。「株は忍耐」や「株は辛抱」など、桐谷さんの名言を書き添えながらファン一人一人と交流を深めるなか、サイン会の列には小学生の姿もあり、人気の高さを伺わせた。

 「東証IRフェスタ2014」は、日本取引所グループと東京証券取引所主催の個人投資家向けIRイベントで、会場内には上場企業80社2団体の個別ブースを設置。女性向けのマネーレッスン講座「東証 女子株会」などもあり、熱心に話を聞く投資家で賑わいをみせていた。

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