2014年05月22日 09時00分

現金0円生活は本当? 株主優待の達人・桐谷さんの「優待フル活用術」

衣服や日用品、食事に趣味まですべて株主優待でまかなう桐谷氏。優待をフル活用するコツとは? (C)oricon ME inc. [拡大する]

衣服や日用品、食事に趣味まですべて株主優待でまかなう桐谷氏。優待をフル活用するコツとは? (C)oricon ME inc.

 株主優待生活で話題の“桐谷さん”こと桐谷広人氏の「現金0円生活」は本当か? オリコン顧客満足度ランキングでは、衣服や日用品、日々の食事にトレードマークの自転車など、生活に必要なものをすべて優待品でまかなう優待の達人・桐谷氏に単独インタビュー。かつてリーマン・ショックで億単位の損失を出した桐谷氏が、生き延びる術として選んだ株主優待のフル活用術と、その秘策に迫る。

(1)優待券利用可能な系列店をすみずみまでチェック!

 外食チェーン店を展開する企業は系列店を数多く運営しており、優待券も系列各店で使える場合が多いという。たとえば『吉野家ホールディングス』は、おなじみの『吉野家』をはじめ『京樽』(持ち帰り寿司)や『海鮮三崎港』(回転寿司)、『はなまるうどん』でも使え、食事の楽しみが広がる。

(2)優待でもらうQUOカード、お米券、ギフト券をそれぞれ使い分ける

 コンビニでの買い物はQUOカード、スーパーではお米券など、お店によって金券を使い分ける桐谷氏。日用品が最安値で売っていることが多いという『ドン・キホーテ』はどんな金券でも支払い可能だが、ギフト券は百貨店や家電量販店など幅広く使えるため、お米券を利用するそう。

(3)食品関連の優待品は“日持ちする”品物を選ぶ

 複数の品物から1つを選べるタイプの優待品の場合、ペットボトル入りの飲料水や賞味期限が長い食品など、日持ちする優待品をチョイスするのが賢い方法。またスーパーなどで使える金券で有効期限が近くなったときは「缶詰を買うに限る」という。

(4)優待券の額面に記載されている金額を使い切る

 優待券の額面に記載されているギリギリの金額で、買い物や食事を楽しむのが桐谷流。たとえば1000円の食事券なら、オーバーすると現金が必要になり、800円ならば200円分損する場合も。優待券は消費税分も対応しているか? 現金でのつり銭が出るのかどうかもチェックしよう。

(5)必要な優待品をもらう

 「優待は必要なものだけを」とは桐谷氏の“優待心得”のひとつ。使えない優待品やサービスは宝の持ち腐れになるだけなので選ばないという。最近は、様々なジャンルの商品が掲載されているギフトカタログを優待品とする企業も増えているそうだ。

 優待券は、使い方次第で使い道の幅がグンと広がり、節約にも直結。400以上保有している優待付き銘柄の特典を、ムダなく使い切る桐谷氏のようになるためには、「注意書きをしっかりと読むことや、優待の内容を熟知することが大切」とのことだった。綿密なリサーチや桁外れの記憶力も、現金0円生活の秘策の1つといえそうだ。

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