2014年09月08日 09時00分

優待の達人“桐谷さん”が実践している「1円でも得するための節約テク」

桐谷氏が日々の株取引をすべて記録している「株式売買帳」。毎日、複数銘柄を売買している同氏が実践している投資節約術とは? (C)oricon ME inc. [拡大する]

桐谷氏が日々の株取引をすべて記録している「株式売買帳」。毎日、複数銘柄を売買している同氏が実践している投資節約術とは? (C)oricon ME inc.

 「節約」といえば出費をおさえることであり、もちろん投資の世界でも、巧い節約術は存在する。せっかく投資で利益が出たのに、売買手数料や税金を差し引いたら、思ったより利益額が少ない…という結果は、投資初心者にありがちなこと。そこで今回は、400以上の優待付き銘柄を保有し、株主優待の達人として話題の“桐谷さん”こと桐谷広人氏が実践している「投資節約術」を公開。初心者からベテランまで、抑えておきたい4つのポイントをみていこう。

【節約テク1:証券会社の特徴をしっかり比較】

 桐谷氏は「手数料が安く便利なネット証券で最低3つは口座開設を」と指南。取引手数料の料金体系から、取引ツールの仕組みやデザイン、銘柄検索機能、取扱い銘柄まで比較ポイントは多数ある。

 例えば証券会社AとBの1回あたりの取引手数料を比較したとき、数円程度であっても、取引回数が多くなればその差は大きくなる。また、手数料は安いがツールが使いにくく、売買タイミングを逃してしまう事態も避けたいところ。口座開設は無料でできるので、投資金額や投資頻繁に合せて使い分けをしよう。

【節約テク2:株主優待は使い切って恩恵を受ける】

 株主優待付き銘柄を保有している場合、優待を使い切ることが何よりも大切。優待利回りが、配当利回りを大きく上回ることも多く、その恩恵はしっかり享受したい。大前提をおさえたうえで、桐谷氏の場合は「買い物券ならアウトレット店でより安く買い物をしたり、ときには金券ショップを活用するときもある」と明かし、優待内容ごとに“1円でも得する優待サービスの使い方”を研究している。

【節約テク3:少額でもコツコツと利益を出す】

 投資では大きな利益をついつい狙いがちだが、たとえ数千円でも利益には変わりない。少額でもコツコツと利益を積み上げる意識が大切だ。また株価が下落し始めた場合、損切りが推奨されることが多いが、“損切りしない主義”の桐谷氏のように「損切りをしてマイナスになるよりは、株価回復までじっと待つ」という考え方も覚えておきたい。

【節約テク4:NISAを始めるならキャンペーン特典のチェックと比較はマスト】

 今年から始まった少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)」は、毎年100万までの新規投資について、売却益や配当が5年間にわたって非課税になるというもの。これだけでも節税対策になり得なのだが、キャンペーンやNISA特典を上手に組み合わせることも可能だ。証券会社によって「NISA口座で売買すると取引手数料無料」や「口座開設で現金キャッシュバック」など特長もさまざま。

 取引に直結する「証券会社」はしっかりと比較したい重要ポイント。取引手数料だけに目を奪われがちだが、多角的な目線を持って、投資のパートナーとして自分に合った証券会社を選ぼう。

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