“優待の達人”誕生のきっかけは投資での大失敗! 『大損失体験』から得た教訓とは

桐谷氏がかつて保有し、文字通り“紙切れ”になった倒産企業の株券。“優待名人”が誕生した「大損失体験」を紹介する。 (C)oricon ME inc. [拡大する]

桐谷氏がかつて保有し、文字通り“紙切れ”になった倒産企業の株券。“優待名人”が誕生した「大損失体験」を紹介する。 (C)oricon ME inc.

 最近話題の「株主優待」。実施する企業も増えており、優待銘柄で投資を始めてみたいという人も多いのでは? そこで、今や“株主優待の達人”として一躍有名になった桐谷さんこと桐谷広人氏に、優待生活を始めたきっかけを取材。そのルーツは「株式投資での大失敗」だったという。過去最大の大損失体験から学んだ、株式投資の禁じ手や教訓をみていこう。

【大損体験その1】バブル崩壊より大打撃! 立て続けに起きた“○○ショック”

 30年を超える投資経験を持つ桐谷氏だが、もとは信用取引がメイン。バブル崩壊後も一進一退を繰り返しながら、苦しい時期を乗り越えてきた桐谷氏だが、窮地に追い込まれた最初の出来事が、2006年に起きた「ライブドアショック」。同社株を保有していた桐谷氏は損失を被りながらも、この時、信用取引で1日1000万円ずつ買いを入れながら勝負を継続した。しかし、翌年07年に「サブプライムローン問題」、08年に「リーマンショック」と追い打ちに遭い、当時の損失額は億単位に膨れ上がったという。このころは「取引画面に連日“マイナス5000万円”などと表示が続き恐怖だった」と振り返る。

 そんな桐谷氏の救世主となったのが“株主優待銘柄”。優待付き銘柄以外を売却し、損失支払いに充当。ここから現在の優待をフル活用した“現金0円”のライフスタイルが始まったそうだ。

【大損体験その2】資金ゼロ!? “信用取引”の落とし穴へ

 利益を何倍にもできる反面、同等、もしくはそれ以上の損失を被ることがある“信用取引”。大暴落が起きた時は『買いのチャンス』だが、信用取引をしていると資金はゼロの状態に。どんなに買いたい銘柄があっても買えず、保有株を投げ売るしか方法がなくなってしまう。桐谷氏も現在は信用取引から手を引き、「投資は自己資金、無理のない範囲で行うもの」と、アドバイスするようになった。

【大損体験その3】証券が紙クズに…保有銘柄の“株価大暴落・倒産”

 予期せぬ事態が突然起こるのが株の世界であり、保有銘柄の株価が購入額の10分の1などになるような事態は珍しいことではなく、「NTTドコモ」など誰でも知っているような大企業でも起きており、どんなに知名度があっても“絶対安心”はない。また、投資家にとっての最悪な事態は倒産。桐谷氏も「日本航空」や「山一証券」で体験し、日航倒産時の損失額は1000万円を超えた。短期間で株価がグングン上昇するような時期は、高値掴みになり、その後急落も起こりやすいため、「ブームの時は手を出さない」が鉄則という。

 株価下落に強いなどメリットが多い優待付き銘柄で取引するようになってからは、心穏やかに投資に取り組めているという桐谷氏。体験だけを見れば「投資は怖い」と思われがちだが、投資可能額を見極めたり、分散投資でバランスを取ったり、証券会社の分析ツールやサポートを駆使しながら、自分に合った投資術を見つけてみよう。

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