2014年12月13日 10時00分
NISA口座で安定した長期運用を目指す! 桐谷さん注目「有名企業銘柄」3選
NISA口座を利用して、安定した長期保有を考えるなら「有名企業銘柄」という選び方も一つの手。桐谷氏が注目する3銘柄を紹介!
今年から始まったNISA(ニーサ/少額投資非課税制度)。現行制度の非課税投資枠は100万円だが、2016年からは120万円に拡充される方針だ。20万円拡充されれば、“値がさ株”の追加投資も検討できるようになるだろう。そこで今回は、株主優待生活でおなじみの桐谷広人氏が、安定感を持ちながら長期保有したい人に向け、日本を代表する『有名企業銘柄』をピックアップ。有名企業であるほど株価は高い傾向にあるが、安定した運用を期待できる可能性も高い。桐谷氏が注目する3銘柄をみていこう。
【注目銘柄】その1
カゴメ(東1・2811)
桐谷氏によると「株主をとても大切にしてくれる企業」で、株主数もトップクラス。株主の立場に立った良い優待を実施することで株主が増え、結果、株価も上がるという良い相乗効果の見本を示しているという。保有株数に応じて内容は変わるが、最低保有数100株で自社商品詰め合わせ1000円分がもらえる。権利確定は12月と6月。年2回優待が届くのも「優待族にとってはうれしいポイント」という。
【注目銘柄】その2
ソニー(東1・6758)
現在の株価は「高値だった2000年ごろの8分の1ほど」であるが、桐谷氏は「復活の兆しあり」と注視している。100株以上保有すると、デジカメやオーディオなどのAV商品が15%引き、タブレットなどIT商品が5%引きで購入できる株主特典クーポンがもらえる。家電量販店ではなく、ソニー公式通販サイトで買い物をする人には重宝するだろう。権利確定は3月。
【注目銘柄】その3
KDDI(東1・9433)
今年3月に優待新設を発表。保有株数と保有期間に応じて内容が変わるが、最低保有数100株、継続保有1年未満でau端末購入クーポン5000円分がもらえる。au端末は投資家本人でないと購入できないなど「使い勝手はイマイチ」な面もあるが、すでにauユーザーならお得といえるだろう。権利確定は3月。
桐谷氏によると、有名企業は優待を実施していない、または実施していても「優待品がイマイチ」というケースも多いと苦笑い。ただし、今回紹介した3銘柄のような例もあるので、ネット証券の銘柄検索ツールなどを活用して自分の条件に合う銘柄を探してみよう。また、今年分のNISA非課税枠を少しでも使っておきたい人は、早めのチェックを忘れずに。
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