今年こそ「積立投資」を! 相場急落が怖くない“投資法”とは?

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慎重派におすすめしたい! 相場急落が怖くない“投資法”とは?

 新年にあたって、「今年こそ投資にチャレンジ!」と考えている人もいるだろう。だが、運が悪ければ投資直後に相場が急落することもなくはない。「今、投資していいのだろうか?」「もっといいタイミングがあるのでは?」と考えてしまい、思い切って踏み出せない人も多いかもしれない。

 投資において、「最悪の事態」を想定しておくことは、決して悪いことではない。とはいえ、リスクだけ考えてしまうがゆえに、投資できないのであれば、本末転倒だ。そこで今回は、慎重派の人にオススメの投資方法を紹介していく。

■スタート時の価格に戻らなくても利益が出せることも

 オススメの投資方法といっても、格別難しい話ではない。一口で言えば、「積立投資をしよう」ということだ。ただし、ほかと違うのは、同じ投資対象を毎月同じ金額だけ買い続ける「定額積立投資」であること。これは別名「ドルコスト平均法」とも呼ばれる。

 投資資金をまとめて全部投資してしまう「一括投資」であれば、投資タイミングが成果を大きく左右する。それに対して、積立は「いつ始めてもいい」投資だ。もし、投資スタート直後に相場が急落したら、一括投資の場合は回復が難しくなるが、積立なら大きなチャンスになり得る。

 たとえば、毎月1000円分の株を買うと仮定しよう。ある月の価格が1株100円なら10株買えるが、翌月50円に暴落すれば倍の20株を購入できる。翌々月に80円まで値を戻せば、2ヶ月で買った株は30株、投資総額は2000円なのに対して、持ち株の評価額は80円×30株=2400円となる。つまり、400円の含み益だ。

 この場合、株価自体は投資を始めた月より20%値下がりしている。もし、最初の1株100円のときに一括投資をしていたら20%の損失を被っていた。ところが、2回に分割して積立てたことにより、20%の含み益が得られた。

 この際、「毎月同じ金額を積み立てる」ということがポイントになる。株価が下がったときにたくさん買い、上がった時は少ししか買わないことになるので、特に意識しなくても自動的に「高値づかみ」を避けることができるのだ。

 上の例で、暴落した株価が投資スタート時の水準まで回復しなくても利益が出たように、途中の下落幅が大きいほど、またその期間が長いほど、少しの回復で利益を出すことが可能となる。その意味で、変動幅が大きいほど有利になるので、値動きがゆるやかな債券よりも株式が、先進国よりも新興国の方が、定額積立投資に向いているといえる。

■含み損が出る下落局面でやめるのは厳禁

 実際の株式の場合、原則として100株または1000株単位で購入しなければならないため、どうしても投資の最低金額大きくなり、定額積立はやりにくい。そこで、原則として1万円単位で購入可能な投資信託がこの定額積立にはオススメだ。

 また、自分で毎月購入の手続きをするのは面倒で忘れてしまうこともある。だが、多くの証券会社で投資信託の自動積立が用意されているので、これを利用するのが便利でいい。

 では、なぜ定額積立がオススメなのか。世界の株式と債券に投資する「セゾン・バンガード・グローバル・バランス・ファンド」という投資信託商品の成績を例に見てみよう。

 2007年3月に1万円の基準価額でスタートしたこの商品は、翌年のリーマンショック後には6000円台まで下落する局面があった。だが、その後の世界経済の回復により2015年11月30日時点で1万3556円に上昇、設定時に一括投資した人は35.56%の利益を出したことになる。

 一方、設定時から定額積立をしている人の場合、その利益は50.49%と一括投資を大きく上回った。1万円の時に全額投資した人と、途中の下落局面でも追加投資を続けた人の違いがこのように現れるというわけだ。

 積立投資は下落相場を乗り越えてこそ大きな利益を得られるので、途中に含み損が出てもくじけることなく続けることが成功の秘訣となる。

■定額積立投資のデメリットとオススメの人

 定額積立投資は、「ほかのやり方より有利な投資方法」でもなければ、「絶対に損をしない投資方法」でもない。長期間に渡って一本調子で上昇していく相場(たとえば、2012年末からのアベノミクス相場)なら、なるべく早く一括投資をする方が有利だ。また、ひたすら下落する相場(たとえば2007年中盤からの下落相場)では、積立を続けても損失が膨らむばかりだ。

 相場にある程度の一方的な上昇や下落はつきもの。だからこそ、なるべく長期間に渡って定額積立を続けることがポイントだ。そうすることで、大儲けもない代わりに大損もしない、という、着実な成果が得られるはずだ。

 定額積立投資は、いわゆる相場観に自信がない人や、今現在はまとまった投資資金を用意できない人でもスタートしやすいことがポイント。また、自動引き落としにすれば、手間がまったくかからないので、面倒くさがり屋の人にもおすすめできる。

 今年こそ投資をスタートと思う人は、ぜひ定額積立投資からはじめてみよう。

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