ネット証券の始め方 口座開設の前後でかかる費用って?

 ネット証券を利用して株などの取引を行うための第一歩は、まず「口座」を開設すること。気になるのはその費用だが、ネット証券では資料請求はもちろん、口座開設料も基本的に無料。その後の口座維持費(管理料)もかからない会社が大半なので、「試しに作ってみたい」という人も安心だ。

 口座を開設したら、入金することでいよいよ株取引ができるようになる。そして取引を行う上では、「取引手数料」が必要だ。口座の開設が無料でも、取引ごとにお金がかかるのなら、結局多くの費用が必要になってしまうのでは……と思う人もいるかもしれないが、ネット証券はこちらも格安。口座開設後も、比較的気軽に取引をスタートすることができるのだ。

 10万円までと言わず、もっと少ない金額で株取引を試してみたい!という人は、1株単位で取引ができるSBI証券の「S株」、マネックス証券の「ワン株」、カブドットコム証券の「プチ株」などのサービスがオススメ。購入する株式の価格によっては、なんとワンコイン、500円以内での取引も可能だ。初心者はこちらから始めてみるのもいいかもしれない。
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知っておきたい口座の「種類」

 さて、口座開設の前に知っておきたいのは、口座には「種類」があること。ネット証券で口座を作るときには、以下の3つから選択することになる。
口座の種類
・一般口座
・特定口座(源泉徴収あり)
・特定口座(源泉徴収なし)
 とはいえ、とくに難しく考える必要はない。簡単に説明すると、「一般口座」は1年間の取引で得た利益(譲渡益、という)を自分で計算する必要がある口座。一方の「特定口座」は、利益の計算を証券会社が行ってくれる(年間の取引報告書を作って送ってくれる)口座だ。

 一般的な「選び方」のポイントをまとめてみると、次のようになる。
口座選びのポイント
・特別な事情がない限り、「一般口座」より「特定口座」を選ぶのが便利
・年間の利益が20万円を超えそうなら、「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶ。
・年間の利益が20万円未満に収まりそうなら、「特定口座(源泉徴収なし)」選ぶ。
 日本では「給与収入が2000万円以下で、給与や年金以外の所得の合計が20万円を超える場合には、『確定申告』をしなければならない」という決まりがある。簡単に言い換えると、「20万円を超える副収入がある人は税務署に申告し、それに応じた税金を納めなければいけませんよ」ということ。その場合に、自分で年間の利益を計算しなければいけない「一般口座」を利用していると、面倒が増えてしまう可能性があるのだ。

 一方、「特定口座(源泉徴収あり)」であれば、株取引で得た利益が会社の給料のように、税金を引かれたかたちで支払われるため、そもそも確定申告の必要がない。けれど、裏を返すと「年間の利益が20万円未満で、確定申告をしなくて済むのに税金が引かれる」ということになりかねないので、利益が小額にとどまりそうな人は気をつけたいところ。年間の利益が20万円未満に収まりそうなら、証券会社が取引報告書を作ってくれて、かつ税金も引かれない「特定口座(源泉徴収なし)」を選びたい、ということになる。

いよいよ口座開設!

口座選びのポイントもわかったところで、いよいよ口座開設の基本的な手順をSBI証券を例に確認していこう(証券会社を選ぶポイントはこちら)。


<STEP1>まずはネット証券のホームページをチェックし、「口座開設」のページを開く


 各ネット証券会社とも、トップページにわかりやすく口座開設への誘導ボタンがあるので安心。クリックして申し込みフォームに進もう。
<STEP2>申し込みフォームにて、必要事項を記入する

 名前、生年月日、性別、電話番号、メールアドレス、住所などを記入し、各社が設けた規約をきちんと読んで同意する。

<ステップ3>口座開設の申し込み書類を書き込み、本人確認書類とともに郵送する

 申し込み書類に署名し、印鑑を押す。その際に、シャチハタ印や縁なし印は不可のケースがあるので注意しよう。また、証券会社に書類を郵送する際には、本人確認ができる書類のコピーも同封して送る。
※コピーの規定や有効期限など、詳しくは各社ホームページを参照。

主な本人確認書類
・運転免許証
・住民票の写し/住民票記載事項証明書
・各種健康保険証
・各種年金手帳
・印鑑証明書
・住民基本台帳カード
・(外国籍の場合)外国人登録証明書など
<STEP4>口座開設手続き完了の通知が届き、入金&取引が可能に!

 証券会社からの手続完了通知には、自分の会員ページにログインするためのIDやパスワードが記載されているので、さっそくホームページにアクセスしてみよう。


 以上が、ネット証券の基本的な口座開設の手順。各社により誤差はあるものの、1〜4までの手続きは、およそ1〜2週間で完了する。

 また、もっと早く取引がしてみたい!という人に向けては、楽天証券カブドットコム証券ライブスター証券などが、オンラインで本人確認書類のコピーを送ることで、その日に会員ページヘのログイン情報を得ることができ、最短で翌日から取引ができるサービスを展開中。この場合、「一般口座」「特定口座」のうち、「一般口座」のみの利用となるので、その点は注意しておきたい。
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