FX取引での『損失』を回避するには?

 FX取引は、証拠金を担保にして最大25倍までの「レバレッジ」をかけた取引が可能だ。つまり、10万円の証拠金があれば250万円までの大きな取引ができるが、レバレッジをかけ過ぎてしまうと大きな損失が生じ、証拠金の大半を失ってしまう……というケースも考えられる。そこで今回は、FX取引における「損失の回避方法」を理解ていこう。

「マージンコール」は、投資家への警告!

 FX各社は、個人が一度に大きな損失を抱えてしまうといった非常事態を回避するため、マージンコールロスカットという仕組みを設けている。そもそも、そうした危険な事態に陥らないよう、慎重に取引することが最重要だが、投資家を保護するため取り組みがきちんと行われているということも、知っておこう。

 マージンコールとは、証拠金に大きな損失が発生する状況になった際に、投資家に対して通知を行い、追加の預入を促す仕組み。為替レートの変動による「含み損」、つまり、その時点でのレートで決済した場合の損失を証拠金から差し引いたとき、その損失が証拠金の一定の割合に達したときに、投資家はその状況をきちんと知ることができるのだ。

 その基準となる証拠金維持率は各FX会社により異なるので、事前に把握しておこう。万一、マージンコールを受けた場合には、証拠金を増額するか、一部決済を行い、取引金額を減額することで「証拠金維持率」を高め、解決しよう。

「ロスカット」は、FX投資家の“最終防衛ライン”!?

 ロスカットは、損失が一定額に達した場合に、強制的に決済を行う仕組み。通常は、「ロスカット」になる前に「マージンコール」で警告を受けることになる。だが、それでも投資家が対策することができなかった場合に、さらなる損失の拡大を防ぐため、自動的に決済を行うことになっている。

 「マージンコール」と同じく、「ロスカット」の基準となる損失の割合も、FX各社によって異なるので、事前にチェックしておきたいところ。例えば、自分が行っているFX取引が、「マージンコール」の圏内に入ったけれど、このあと必ず上昇局面に入るはず……と考えていても、そのまま放置してくとロスカット=強制的決済されてしまう。為替レートの予測に自信や根拠があれば、きちんと証拠金維持率を高めておこう。
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