2012年05月13日 07時00分

品種・植え方次第で楽しさ倍増 「緑のカーテン」を成功させるコツ<その2>

「緑のカーテン」初心者でも育てやすい、イボなしキュウリ『フリーダム』(C)淡野一郎 [拡大する]

「緑のカーテン」初心者でも育てやすい、イボなしキュウリ『フリーダム』(C)淡野一郎

 地球温暖化の影響で以前から話題になっていた「緑のカーテン」だが、一般からの関心が高まったのは昨年の震災以降のこと。種苗メーカー・サカタのタネが昨年9月に行った調査でも49.9%の人が「初めて栽培した」と回答しており、急速に広がっていることがわかる。また、育てた植物について聞いたところトップは「ゴーヤ」(74.6%)で、次いで「アサガオ」(46.4%)だったという。緑のカーテンをもっと楽しめる品種や植え方のポイントを、サカタのタネの淡野一郎さんに聞いた。

◆ゴーヤ以外にも育ててみたい!という人にオススメのイボなしキュウリ

 昨年ダントツ人気で一時品薄になったゴーヤだが、植えてみたものの果実がなりすぎてしまい、調理に困ったという人もいるだろう。

 せっかくなので今年はいろんな料理に使える野菜を…と思っている人に淡野さんがすすめるのは、イボなしキュウリの『フリーダム』。うどん病やべと病などの病害虫に強いため初心者でも育てやすいうえに、“成り疲れ”しにくいため長く収穫できる点が特徴。果実はみずみずしくて香りもよく、朝起きてベランダに出て数本もいで朝食用のサラダに使う…というなんとも贅沢な使い方もできる。

◆アサガオは開花時期・時間に気を配って

 夏の風物詩・アサガオを美しく咲かせたい人におすすめなのは、日本アサガオと西洋アサガオを組み合わせる方法。「開花時期が異なるので、7月〜8月には日本アサガオが、9月〜11月には西洋アサガオが咲き、長い期間楽しめます」。また、アサガオとユウガオ(ヨルガオ)の組み合わせも、朝と夕方に花が咲き、ベランダや家の庭を鮮やかに彩ってくれる。

 ちなみに、ゴーヤは生のまま冷凍保存が可能で、たて半分に切り、3ミリ程度に薄切りして保存すると良いとか。また、ジューサーにかけてリンゴジュースと混ぜて飲むとおいしく、ゴーヤの消費も早くできるので、今年ゴーヤに挑戦する人はぜひお試しを。

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