2015年06月29日 08時30分

「住宅ローン」借り換えはなぜオトク? 繰り上げ返済との違いは…

「住宅ローン」の借り換えメリットやポイントを紹介 [拡大する]

「住宅ローン」の借り換えメリットやポイントを紹介

 住宅ローンを支払っている人のほぼ全員が、できることなら負担を軽くしたいと思っているはず。返済の負担を軽くする方法の一つに、住宅ローンの「借り換え」がある。早く完済するとなると、繰り上げ返済を頭に浮かぶ人もいるだろうが、繰り上げ返済は元金が減るだけで金利には直接影響しないもの。子育てなどで生活費や養育費の支出が大きい世帯にとっては、繰り上げ返済はあまり期待できない家庭もあるだろう。そんな人にこそ、今の金利よりも低い金利のローンが有効になってくるのだ。

■返済シミュレーションで返済計画の見直しを
 住宅ローンの返済にかかる金利の種類として、固定金利や変動金利などがある。それぞれの細かい金利についての解説はここでは省くことにするが、少しでも低い金利のローンに借り換えを行うことで、“返済総額”を減らすことが可能となる。

 実際に借り換えを行うと、どのくらい返済額が減るのかは、シミュレーションで確認することが可能。様々な金融機関のホームページでは、返済シミュレーションが用意されており、借入金額や借入期間、金利方式などの必要事項を入力すると、借り換えを行った際の返済計画を見ることができる。いくつかの金融機関の返済計画を比較して、自分の収入状況や将来設計に合うものを見つけるといいだろう。

■見落としがちな手数料も確認
 よく見落としがちなのが、借り換え時にかかる手数料だ。毎月の返済額や金利がどのように変わるかというだけでなく、手数料がどのくらい必要になるかも確認しておく必要がある。

 借り換えに必要な手数料の内訳は色々あるが、特に大きな割合を占めるのは、保証料の部分だ。この保証料をどれだけ抑えられるかによって、わざわざ借り換えを行う意味があるのかどうかも大きく変わってくる。中には保証料を無料にしている金融機関もあるので、そういったところで借り換えを行えば、支出をさらに減らすことも可能だ。

■金利以外の部分も大切
 さらに、考慮するとすれば、繰り上げ返済時の手数料が無料か、疾病保障付きの住宅ローンにするかなどだろう。「疾病保障付き」は、保障の対象となっている疾病になった際に、住宅ローンの残高が0になるというもの。金利が安いのは非常に大きなことだが、それ以外にも注目すべき点があるので知っておくといいだろう。

 住宅ローンの見直しは、意外に見落とされがちだが、定期的に行うことで無駄な出費を抑えることが可能になる。これを機に、ぜひ借り換えを検討してはいかがだろうか。

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