2015年09月01日 09時20分

【住宅ローン】にリフォーム費用が組み込める!? 中古物件購入前に要チェック!

中古物件でも“住宅ローン”を借り入れできるサービスとは? [拡大する]

中古物件でも“住宅ローン”を借り入れできるサービスとは?

 住宅購入の際にほとんどの人が利用する「住宅ローン」。なかには中古物件を購入する人もいるだろう。実は、この中古物件では、物件価格にリフォーム代金を含めて“住宅ローン”を借り入れできることをご存じだろうか。今回は、リフォーム代を住宅ローンに組み込めるサービスを紹介していく。

■“フラット35”を利用する場合

 「フラット35」とは、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)と民間金融機関が提携して提供する全期間固定金利型の住宅ローンで、ほとんどの金融機関で取り扱っている。

 そのフラット35には、「フラット35 リフォームパック」というものがある。このプランは、中古住宅の購入とリフォームに必要なお金をまとめて借り入れることができるもの。

 メリットとして、金利変動に影響されない「フラット35」と低金利のメリットが受けられる「固定金利期間選択型」、「変動金利型」の住宅ローンを併せて借り入れることで、将来の金利変動リスクが軽減されることがある。

 ただし、手数料や諸費用が割高になる場合があるため注意しておこう(取扱金融機関によって、商品名、商品内容、利用条件、必要となる手続や費用等が異なる)。

■“公的融資”と“民間融資”を利用する場合

 住宅ローンは大きく分けて「公的融資」と「民間融資」の2種類がある。どちらも大規模な増改築の場合であれば、住宅ローンの利用が可能だ。ただし、両者の内容が異なるため、自分に最適なローンを組むためにも事前にチェックしておこう。

<公的融資>
 リフォームのための公的融資としては、財形住宅融資がある。財形住宅貯蓄の融資限度額は、合計残高の10倍までの額で、最高4000万円まで。返済期間は20年以内となっている。

<民間融資>
 民間融資は、リフォームローンを利用することになる。リフォームローンには有担保型と無担保型の2種類がある。有担保型は住宅ローンとほぼ同じ仕組みで、保証料、手数料、抵当権設定登記など手続きが多く諸費用も必要になる。無担保型は、名前のとおり、土地・建物などの担保の提供が不要なものを指す。大掛かりなリフォームを行う場合は有担保型の住宅ローンを利用。リフォームローンは無担保型ローンが主流だ。下記が、“有担保型ローン”と“無担保型ローン”のメリット・デメリット。

▼有担保型ローン
【メリット】
・無担保型と比べて金利が低い(リフォームする自宅を担保に入れるため)
・融資限度額が多い(おおむね1億円以内)
・返済期間が長い(最長35年程度)

【デメリット】
・抵当権の設定に時間がかかる
・ローン返済できなくなった場合は担保を失う

▼無担保型ローン
【メリット】
・抵当権設定が不要
・諸手続きのための書類集めなどの必要がないので手続きが簡単
・審査が早い

【デメリット】
・有担保型と比べて金利が高い
・融資限度額が少ない(3大メガバンクで500万円〜1000万円程度)
・有担保型ローンより返済期間が短い(最長10〜15年)
・借入期間が長ければ長いほど総支払額が増える

 そのほかにも、対象者の年齢や融資限度額、金利等、金融機関によって異なってくるため、取り扱い金融機関に相談したうえでじっくり検討すべきだろう。

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