住宅ローンの「変動金利」は何で決まる?
つまり2人に1人は「変動金利」を選択しており、その要因には固定金利タイプと比較して、金利が低いことが挙げられるだろう。では、その利率はいったいどうやって決まるのだろうか?
金融機関によって見直しに差が出ることもあるが、基本的に「短期プライムレート」の動きを予測することができれば、連動する変動金利タイプの利率が今後上がりそうか、下がりそうか……ということを考えるヒントになるだろう。
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ちなみに、景気を良くするために投資や消費を促進したいときは、お金の貸し借りがしやすいように政策金利を下げ(金融緩和)、反対に景気の過熱を抑えるためには政策金利を上げる(金融引締め)、というのが一般的。日本の金融政策がどちらに向かっているか、どちらに向かうかを予測すると、変動金利の今後も動向も見えてくるかもしれない。
もちろん、景気や政策金利の動きを正確に予測することは、専門家でも難しい。「政府は金融緩和を続けると言っているから、しばらくは変動金利も上がらないだろう」などと簡単に考えるのではなく、返済期間や家計の状況も含めて、時折専門家に相談しながら、適切な金利タイプを選べているのかどうかをチェックしよう。
・変動金利に関しては、各金融機関が「短期プライムレート」(短プラ)を基準に、半年ごと(4月、10月)に利率の見直しを行っている。
・「短期プライムレート」とは、銀行が企業に融資する上で、優良企業に適用する最も優遇された金利のうち、1年以内の短期間で貸し出す際の金利のこと。
・「短プラ」は、金融機関同士がお金を貸し借りする際に適用される「市中金利」に連動している。
・「市中金利」をコントロールしているのが、日本銀行が設定する短期金利「政策金利」。つまり、住宅ローンの変動金利は、日銀の政策金利に大きく影響される。
調査テーマ:「顧客満足度の高い住宅ローンランキング」
調査期間:2013年4月9日〜4月14日
調査対象:過去3年以内に住宅ローンを利用開始、もしくは借り換えを行い、 かつ住宅ローンを選定する際に選定に関わった20歳以上の男女18,619人
調査エリア:全国