住宅ローンの「変動金利」は何で決まる?

 オリコンが実施した『住宅ローン 金利タイプ』アンケートの調査結果(※過去3年間に住宅ローンを利用開始、もしくは借り換えを行った20歳以上の男女1万8619人対象/調査概要は最下段参照)によると、住宅ローンの金利タイプでは【変動金利】を選んだという回答が50.0%で1位。次いで2位【固定金利期間選択タイプ】(31.8%)、3位【全期間固定金利タイプ/超長期固定金利タイプ(フラット35を含む)】(12.7%)となった。

 つまり2人に1人は「変動金利」を選択しており、その要因には固定金利タイプと比較して、金利が低いことが挙げられるだろう。では、その利率はいったいどうやって決まるのだろうか?

各金融機関の変動金利の決め方

 変動金利に関しては、各金融機関が「短期プライムレート」(短プラ)を基準にして、半年ごと(毎年4月1日、10月1日)に利率の見直しを行っている。短期プライムレートとは、銀行が企業に融資する上で、業績面で好調な優良企業に適用する最も優遇された金利(プライムレート/最優遇貸出金利)のうち、1年以内の短期間で貸し出す際の金利のこと。これが変動金利のベースとなっている。

 金融機関によって見直しに差が出ることもあるが、基本的に「短期プライムレート」の動きを予測することができれば、連動する変動金利タイプの利率が今後上がりそうか、下がりそうか……ということを考えるヒントになるだろう。


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政策金利をチェックして変動金利の動向を予測!

 それでは、変動金利の基準になる短期プライムレートそのものは、どうやって決まるのか。短期プライムレートは、金融機関同士がお金を貸し借りする際に適用される「市中金利」に連動しているが、その市中金利をコントロールしているのが、日本銀行が設定する短期金利「政策金利」である。つまり「住宅ローンの変動金利は、日銀の政策金利に大きく影響される」ということだ。

 ちなみに、景気を良くするために投資や消費を促進したいときは、お金の貸し借りがしやすいように政策金利を下げ(金融緩和)、反対に景気の過熱を抑えるためには政策金利を上げる(金融引締め)、というのが一般的。日本の金融政策がどちらに向かっているか、どちらに向かうかを予測すると、変動金利の今後も動向も見えてくるかもしれない。

 もちろん、景気や政策金利の動きを正確に予測することは、専門家でも難しい。「政府は金融緩和を続けると言っているから、しばらくは変動金利も上がらないだろう」などと簡単に考えるのではなく、返済期間や家計の状況も含めて、時折専門家に相談しながら、適切な金利タイプを選べているのかどうかをチェックしよう。
【変動金利の決め方の要点まとめ】
・変動金利に関しては、各金融機関が「短期プライムレート」(短プラ)を基準に、半年ごと(4月、10月)に利率の見直しを行っている。

・「短期プライムレート」とは、銀行が企業に融資する上で、優良企業に適用する最も優遇された金利のうち、1年以内の短期間で貸し出す際の金利のこと。

・「短プラ」は、金融機関同士がお金を貸し借りする際に適用される「市中金利」に連動している。

・「市中金利」をコントロールしているのが、日本銀行が設定する短期金利「政策金利」。つまり、住宅ローンの変動金利は、日銀の政策金利に大きく影響される。
【※調査概要】
調査テーマ:「顧客満足度の高い住宅ローンランキング」
調査期間:2013年4月9日〜4月14日
調査対象:過去3年以内に住宅ローンを利用開始、もしくは借り換えを行い、 かつ住宅ローンを選定する際に選定に関わった20歳以上の男女18,619人
調査エリア:全国
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