2013年05月18日 10時00分
自動車保険の証書を持ち歩けるアプリが、「MCPC award」グランプリを受賞
”運転力”の診断や採点も可能な『スマ保』
優れたモバイルコンピューティング導入事例を顕彰する『MCPC award』において、三井住友海上火災保険の安全運転サポートアプリ『スマ保』が、2013年のグランプリおよび総務大臣賞を受賞した。
『MCPC award』は、モバイルシステムの導入により「業務効率化」「業績向上」「顧客満足度向上」「社会貢献の推進」「先進的なモバイル活用」などの成果を挙げた事例を表彰するもの。2003年から毎年開催され、今年で11回目となる。
今回、グランプリに輝いた『スマ保』は、事故や故障の際にとるべき行動を確認できる「緊急時ナビ」機能や、ゲーム感覚で運転適性をチェックできる「安全運転チェッカー」機能などを備えているが、最大の特徴は「契約確認・変更」機能。業界初の試みとして自動車保険証書を格納し、契約内容の確認や、住所変更の手続きなどが可能となっている。
同社によると、同アプリのコンセプトは“保険をてのひらに”。東日本大震災時、保険証書は紛失してしまいがちな一方、携帯電話はほとんどの人が肌身離さず持っていたことから、「保険証書も常に持ち歩けるようにすれば、必要になったときにすぐに参照できるようになるのではないか」と開発されたという。
損保各社が打ち出してきているスマホを使ったサービスは、いずれも契約者にとって利便性が高いものばかり。今後もどんどん広がっていくとみられ、将来は契約更新から事故時の連絡、各種手配まで、すべてがアプリひとつでできるようになるかもしれない。