2014年07月11日 09時30分

【自動車保険ガイド】台風による損害もカバー! でも、そのとき等級は…?

台風による損害は、車両保険の補償範囲内。ところが、翌年の保険料を左右する「等級」には注意! [拡大する]

台風による損害は、車両保険の補償範囲内。ところが、翌年の保険料を左右する「等級」には注意!

 各地で大きな被害をもたらしている台風8号。テレビやネットでは沖縄の冠水被害などが放送され、水に浸かった車が度々映し出されているが、「これが自分の愛車だったら…」と、想像したことはないだろうか? もしも、そんな台風や、台風による洪水・火災などで車に損害があった場合、車両保険に加入してれば補償を受けることが可能だが、注意すべきは「等級」だ。制度改定により、翌年の保険料を左右する等級に影響があることを覚えておこう。

 自動車保険の等級制度は、2012年4月1日に改定された。旧制度では、ドライバーが注意していても防ぎきれない台風や竜巻、洪水といった自然災害が原因の損害においては、車両保険を使っても過失がないとみなされ、等級が変わらない「等級据え置き事故」とされていた。ところが新制度では「1等級ダウン事故」として扱われることになり、車両保険を使用すると、翌年、等級が1等級ダウン。1年間は事故有係数が適用され、保険料の割引率が低くなる。

 修理費は、車によってはとても高額になることもあり、それを補償してくれるのが車両保険だが、負担が大きくなっても毎月支払っていかなければならない保険料との比較も重要。使用するのか自腹をきるのかは、等級ダウンによる翌年の保険料への影響を十分に鑑みて決めるのが得策だ。

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