2014年11月01日 10時00分
ロードサービス隊が伝授！ 連休前に知っておきたい“車トラブル解決法”
オリコン顧客満足度ランキングの取材に答える佐竹康友氏 （C）oricon ME inc.
3連休を迎え、車での遠出を楽しみにしているドライバーも多いだろう。連休時に特に気を付けたいのは、交通事故や渋滞、車のトラブルなどが挙げられるが、実はトラブルのなかには、自身で発生を防げるものや解決できるものもある。そこでオリコン顧客満足度ランキングでは、実際にチューリッヒ保険会社のロードサービスに携わっている佐竹康友氏と関口和也氏、浅井鉄平氏によくあるトラブルの防止策や自己解決法を聞いてみた。
【トラブル例1：バッテリー上がり】週に1度、1時間以上走って防止！
ロードサービスの出動理由として上位に食い込むのがバッテリー上がり。佐竹氏によると、普段から車を走らせることで要請をせずに済むという。「1ヶ月間、車を動かさないでいるとバッテリーは上がりやすいので、週に1度、1時間以上走っていただければ要請は防げると思います」。
一方、関口氏は例としてエコカー（EV・HV・PHV）を取り上げた。「電気モーターを動力源としている自動車にはバッテリーが2つ搭載されていますが、そのうちの1つ“補機類用バッテリー”は、一般的なガソリン車と同じものになります」と前置きし、「そのため、エンジンを切った状態でテレビやエアコンをつけると、すぐにバッテリーは上がります。モーター駆動用のバッテリーに問題がなくても走行することができなくなるので、注意が必要です」と助言した。
【トラブル例2：ハンドルロック】ブレーキを踏みながらハンドルを回せば解決！
車は、盗難防止の観点から、キーがかかっていない状態でハンドリングするとハンドルが動かなくなる。その際は、ブレーキを踏んでハンドルを左右に回しながらキーを回すとロックが外れるという（※）。そのため、浅井氏によると「受付時に対応するオペレーターの説明で解決することも多い」そうだ。
【トラブル例3：リモコンキーの不具合】まずは電池の交換を！
「意外に要請が多いのが、リモコンキーの不具合で車のカギを開けられなくなったというトラブル」とは関口氏。この原因としては、リモコンキーの電池切れが多いという。「未然に防止するために、リモコンキーの反応が鈍くなったと感じたら早めに電池を交換してください。」と呼び掛けていた（※）。
行楽時にトラブルに遭ってしまうことのないよう、また遭遇してしまっても慌てずに対処できるよう、これらプロのアドバイスを頭に入れておこう。
※ハンドルロックの解除の際は、事前に車両の取り扱い説明書を読むようにしましょう。また、リモコンキーの電池を交換する際も、事前に車両を購入した販売店または取り扱い説明書で確認しておくと安心です。
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