痛ましい事故根絶へ! “春の交通安全”終了で留意すべき3つの重点項目

内閣府『平成27年春の全国交通安全運動』ポスター [拡大する]

内閣府『平成27年春の全国交通安全運動』ポスター

 今月11日よりスタートした『春の全国交通安全運動』。最終日のあす20日は、“交通事故死ゼロを目指す日”と位置づけられている。同運動で全国的に重点項目とされたのは、【自転車の安全利用の推進】【シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底】【飲酒運転の根絶】の3点。過去には、これらに関する痛ましい事故が多数発生しているため、今後も引き続き留意すべき事項といえる。

 まずは【自転車】の事故について説明しよう。幅広い層に活用されている自転車だが、2014年に発生した事故件数は約12万1000件に上り、自動車事故を含めた全交通事故の約2割を占めた。過去には11歳男児が、前方不注意により62歳女性と正面衝突し、女性の意識が戻らなくなる事故も発生。男児の母親に対して1億円近い賠償金の支払いが命じられている。

 自動車乗車中に気を付けたいのが【シートベルトとチャイルドシートの正しい着用】だ。特にシートベルトに関しては、非着用者の事故時の致死率は着用者の約15倍(警察庁)。そのため、徹底すべきルールのひとつだが、実際には「非着用で居眠り運転車に衝突されて死亡」「非着用で出会い頭に衝突し、車外に出されて死亡」といった事故事例が多数存在する。

 【飲酒運転】については、約15年前から取り締まりが強化されている。1999年に起きた東名高速道路用賀料金所付近で飲酒運転の大型トラックが乗用車に追突・炎上し、3歳と1歳の姉妹が死亡した事故などを機に厳罰化の声が高まり、道路交通法が改正された。以後、最高懲役15年とする“危険運転致死傷罪”も設けられ、事故件数は減っているが、未だ根絶には至っていない。

 同運動が終わっても、上述の3点を常に念頭に置いておくことは、自転車及び自動車運転者の責務といえるだろう。

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