2015年06月09日 09時40分

ランボルギーニが事故に遭ったら… 修理費はいくら?

超高級車・ランボルギーニが事故に遭ったら……修理費はいくら必要? [拡大する]

超高級車・ランボルギーニが事故に遭ったら……修理費はいくら必要?

 交通事故は、いつでも発生する可能性があるもの。自転車や自動車、なかには高級車が遭遇するケースもあるだろう。その際、修理費用はいくらかかるものなのか? 今回は、過去に起きた超高級車・ランボルギーニの事故事例を見ていこう。

 事故が起きたのは、2007年2月12日午後。名神高速道路上の合流地点付近で、渋滞による低速走行のなか、乗用車がランボルギーニに追突。双方ともに損傷した。

 スーパーカーの修理に必要となった費用は、約1106万円。社有車だったため、自社の任意保険から支払われたが、所有会社はさらに「車両の代車費用」や「評価損」など合計1575万円を乗用車側に求めて訴えを提起した。裁判所はこれを一部認め、乗用車側に約884万円の支払いが命じられた。

 これに対し、控訴審では「修理費用の見積もり金額には疑わしい点が多く、信用できない」「この見積書が適正であることを前提に認定された代車費用、評価損、休車損等についてもすべて認めることができない」として、第一審判決を取り消した(2011年7月14日名古屋高裁判決)。

 この裁判では、事故時の衝撃は軽度だったとして修理費用の妥当性に疑問を呈され、事故原因が乗用車側の前方不注意であることは明白でも損害賠償金は0となった。ただ、もし任意保険に加入していなかったら、修理費用は自腹となっていたはずだ。万が一に備え、補償が充実している保険に加入しておくことの大切さがわかる事例といえるだろう。

監修/新橋IT法律事務所 弁護士・谷川徹三氏

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