“泥酔”自転車、信号無視で車と衝突! 過失割合はどうなる?

もし「酒酔い運転」で「信号無視」の自転車と衝突したら……過失割合はどうなる? [拡大する]

もし「酒酔い運転」で「信号無視」の自転車と衝突したら……過失割合はどうなる?

 近年、危険な運転が目立つ自転車。6月より規定が整備され、酒酔い運転や信号無視など“交通の危険を生じさせる違反”によって、3年以内に2回摘発されると、講習の受講が命じられるようになった。もし、これらが原因で事故が起きた場合、過失割合はどうなるのか? 今回は、過去に起きた車との衝突事故事例を見ていこう。

<事故内容>
 2007年4月15日未明、兵庫県尼崎市の信号機のある交差点で、道路を走行していた乗用車と横断歩道を走行していた自転車が衝突。自転車の運転者は頚椎骨折などの重傷を負い、後遺障害が残った。

<判決>
 自転車運転者は、乗用車のドライバーを相手取り、約3350万円を請求する訴えを起こした。その際、運転者は「仮に自分のほうの信号が赤だったとしても、乗用車の前方不注視による過失が大きい」「事故前に飲酒していたが、その影響はない」と主張した。

 しかし判決では、(1)乗用車は青信号にしたがって走行していた(2)自転車が赤信号を無視して横断した(3)自転車運転者は事故前に相当飲酒しており、少なくとも酒気帯びの状態であったことを勘案し、過失割合を自転車側75%、乗用車側25%と認定。ドライバーに対しては、約300万円の支払いが命じられた(2010年4月20日大阪地裁判決)。

 事故直後に搬送された病院での検査によると、自転車運転者は相当量飲酒しており、泥酔寸前の状態だった。そのため、過失割合は自転車のほうが大きく認められたが、ドライバーには支払い義務が発生している。車を運転する際は、歩行者や車両のみならず、自転車にも細心の注意を払うべきだ。

監修/新橋IT法律事務所 弁護士・谷川徹三氏

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