2016年05月17日 09時30分
バイク滑走で自動車と衝突炎上… ライダー重傷の事故事例を紹介
注意不足が原因で起こったバイクとタクシーの衝突事故事例を紹介する
二輪車を巻き込んだ事故は、取り返しのつかない結果になる可能性が高い。軽い衝撃でも重傷者を出してしまうことが少なくないため、その動きには常に注意し、事故を防ぐ必要がある。過去に注意不足が原因で二輪車と衝突し、炎上につながったタクシーの事故事例があるので、再発防止策とあわせて紹介しよう。
<事故内容>
タクシー運転手が交差点で右折しようとした際、進行方向の歩行者信号機に気をとられ、対向車線から直進してきた二輪車に気づかないまま進んだ。その結果、両者は衝突し、二輪車は横滑りして15メートル離れた対向車線上の駐車車両に衝突して炎上。二輪車のライダーは右足くるぶしを剥離骨折する重傷を負った。
<事故原因と再発防止策>
この事故の原因としては、まずタクシー運転手の確認不足が挙げられる。また、減速不足も考えられるだろう。この運転手は対向車線を確認せずに右折を開始したため、現場に歩行者がいなかったとしたら、減速せずに交差点に進入したことも推察できるのだ。
交差点に進入する際は、十分な確認を行うのはもちろんのこと、しっかり減速しておかないと危険に気づいても止まることができないうえ、対向車なども見逃しがちだ。過去にも複数、二輪車と自動車の事故事例を紹介しているが、車体の小さな二輪車の存在に気づかなかったというケースは少なくない(関連記事を参照)。二輪車の特性を踏まえ、常に気を引き締めて運転するよう心がけるべきだ。
万が一、事故を起こしてしまったら、相手方との交渉や車の修理など、多額の費用が発生する。あらかじめ自動車保険の補償を万全にしておくなど対策をとっておくといいだろう。
参照:国土交通省 関東運輸局HP
文:ロックスター 西田
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