2016年06月18日 09時50分

トヨタが鋭意開発中! 新型モビリティ「i-ROAD」魅力は一体なに?

トヨタの新型モビリティ「 i-ROAD」 [拡大する]

トヨタの新型モビリティ「 i-ROAD」

 “車のような快適さ”と“バイクのような軽快さ”、双方を併せ持つ小型電気自動車「i-ROAD」の開発を、トヨタ自動車が進めている。“現在の都市に合わせた車を作りたい”という想いから誕生したi-ROADは、幅87センチというコンパクトサイズながら、最大時速60キロで走行可能。現在は2人乗りの実証実験も実施されている。

 最大の特徴は、新感覚のドライブフィーリングだ。ドライバーのハンドル操作に合わせて、左右の前輪が上下に動き、最適な傾きになるよう自動的に車体を制御。これにより、車と一体化したような爽快なドライビングを体験でき、まるでスキー感覚でコーナリングを楽しめるという。

 また、車体が小さいので、乗り回しやすいところもポイント。通常の車の2分の1から4分の1のスペースで駐車可能のため、運転技術に関係なく楽に駐車することもできる。サイズ感や運転の軽快さという意味ではバイクに近いが、屋根がついていてヘルメットは不要、車と同様の乗り心地を味わえるのが大きな魅力だ。

 一回の充電で約50キロまで走行可能だが、リチウムイオン電池搭載の電気自動車であり、CO2排出量を最小におさえている。低炭素社会の実現に貢献する、環境にやさしい近未来的な乗り物としても注目されている。

 なお、同社では、i-ROADの本格的な実用化に向け、特有の知見および技術を持つ企業や一般の生活者と取り組む新たな施策「OPEN ROAD PROJECT」を、昨年7月より東京都内で実施している。すでに新規募集は終了しているが、社内だけでなく、スタートアップ企業や各ドライバーなどとのコラボレーションを通じてブラッシュアップしていく方針だ。実際、車内のアクセサリやボディなどにも外部からの意見を取り入れているという。

 実用化に向けて開発が加速しているi-ROAD。都市生活の移動手段に一石を投じるモビリティになりそうだ。

(オオノ・ヨーコ)

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