2016年10月29日 09時50分

自動車メーカー4社の「新型SUV」を総ざらい プリウスのSUVバージョンも登場!?

トヨタ「C-HR」 [拡大する]

トヨタ「C-HR」

 ひと昔前までは、サーフィンやスキーなど“趣味のための車”という印象が強かった「SUV」。だが、近年は乗用車をベースにしたファッション性の高い「クロスオーバーSUV」の登場もあり、広く人気を獲得している。

 今年の秋から来年以降にも、各自動車メーカーから新型SUVが続々と国内市場に投入される予定だ。新型やフルモデルチェンジも含め、総ざらいしておこう。

■プリウスのSUVバージョン!? トヨタから「C-HR」が登場

 トヨタが今年12月に発売するハイブリッドクロスオーバーSUV「C-HR」は、“センシュアル スピード-クロス”をデザインコンセプトに掲げ、スピード感溢れるボディとSUVならではのたくましい足回りを表現。新型プリウス同様、TNGAのCプラットフォームを採用している。低重心パッケージや高いボディ耐性により、優れた乗り心地と操縦安定性を実現したのも特徴だ。

■斬新なデザインのシトロエン「C4カクタス」 コンセプトは“大胆&楽観的”

 昨年の東京モーターショーで参考出品されたクロスオーバーモデル「C4カクタス」が、いよいよ導入。今年10月より、限定200台が全国のシトロエン ディーラーネットワークから販売されている。「Bold(大胆)」と「Optimistic(楽観的)」をデザインコンセプトに掲げたエクステリアは斬新で、「2015ワールドカーデザインオブザイヤー」も受賞。モダンでキュートなフォルムとカラーは、女性からも人気を集めそうだ。

■プジョーは「3008」をフルモデルチェンジ 100キロの軽量化を実現

 フランスの大手自動車メーカー・プジョーは、コンパクトSUV「3008」をフルモデルチェンジ。エクステリアデザインが力強く一新され、精悍になった。サイズ感がアップし、ラゲッジスペースの大容量化を実現する一方で、約100キロの軽量化に成功。路面に合わせて5種類の走行モードを選べる「アドバンスド・グリップ・コントロール」の導入、さらに自動ブレーキや自動走行機能といった安全性能も向上した。日本での発売は来年以降とみられる。

■ホンダ「CR-V」からも新型が登場 トップクラスの燃費性能が魅力

 米国の自動車誌「Motor Trend」による「2015SUV・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、海外での人気が高い「CR-V」。人気をけん引するアメリカで、今年10月に5代目となる新型が公式発表された。今回のフルモデルチェンジでは、走行性能と燃費性能が向上。特に燃費性能に関しては、コンパクトSUVの中でトップクラスだという。エクステリアと内装も刷新し、印象的なフロントマスクに生まれ変わっている。日本国内での発売は現状未定。

 このほか、根強い人気を誇るマツダのクロスオーバーSUV「CX-5」も初のフルモデルチェンジを行い、今年11月にロサンゼルスで行われるモーターショーで披露されるとの情報もある。

 スタイリッシュかつ走行性能、燃費性能に優れる新しいSUV。各自動車メーカーの動向からは、今後も目が離せなそうだ。

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