2016年12月03日 09時50分

自動車への導入間近!? 「図柄入りナンバープレート」ってどんなもの?

茨城県つくば市のナンバープレート(原付用) [拡大する]

茨城県つくば市のナンバープレート(原付用)

 国土交通省が現在、自動車への「図柄入りナンバープレート制度」の導入を検討していることをご存じだろうか。すでに原動機付自転車向けには、趣向を凝らしたデザインが続々と登場しており、導入は全国で409例にのぼる(※)。そのほとんどが、地域の特色を活かしたり、公式キャラクターを取り入れたりと、地元愛がくすぐられるものばかり。今回は、特に目を惹く個性的な原付のナンバープレートを4つ紹介しよう。

■茨城県つくば市/市のイメージに沿った近未来感のあるデザイン

 日本で初めて公道における搭乗型ロボットの走行が実現したつくば市。“ロボットが走る街TSUKUBA”と打ち出していることもあってか、プレートのデザインにも近未来感が溢れている。丸みを帯びた形状もユニークだ。なお、原付用が黒、小型特殊用が白と、2パターン発行されている。

■茨城県下妻市/蝶がモチーフの萌えキャラが微笑むプレート

 映画『下妻物語』をきっかけに、全国的に名前が知られるようになった茨城県下妻市。市内には、国蝶に指定されているオオムラサキの生息地があり、市が保護活動を続けている。そのオオムラサキをモチーフに誕生した公式イメージキャラクターが、「シモンちゃん」。萌え感たっぷりのイラストに、ネットでは「下妻市が攻めてる」と盛り上がり、満を持してナンバープレートに配されたようだ。

■滋賀県大津市/純日本的な雰囲気を醸し出す絵巻物風

 琵琶湖で知られる同市には、日本三名橋のひとつ「瀬田の唐橋」がある。これとともに松や夕日を描いた絵巻物風のプレートは、日本らしさを感じられる一枚だ。デザインは全国から寄せられた中のひとつで、かつて紫式部が大津市内にある石山寺にこもって祈願したと伝えられていることから、源氏物語をイメージしてつくられたという。

■東京都府中市/鋭い目つきの漫画主人公が目立つ

 すでに交付は終了しているが、漫画『刃牙』シリーズの主人公・範馬刃牙をあしらった府中市のプレートは、抜きんでたインパクトがある一枚。作者の板垣恵介氏が同市在住だったことから採用され、活力のある街づくりを目指し、若者をターゲットとして導入された。鋭い目つきの範馬刃牙は迫力十分、プレートの約半分のスペースに顔面を配しているため、見る人に強い印象を残すデザインとなっている。

 ちなみに、国土交通省によると、すでにこうしたナンバープレートを導入している地域で、自動車にも「制度の具体化の状況等を踏まえて、今後導入を検討したい」と考えている地方自治体は93%にのぼっている。制度発足にあたってどのようなデザインが登場するのか、今後の展開に期待したい。
(※)2016年4月15日時点、日本経済研究所調べ

(オオノ・ヨーコ)

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