事故で等級ダウン! もし保険利用の事実を隠して契約したら…

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保険を使った事実を隠して契約をしたらどうなる?

 自動車保険には「等級制度」がある。等級は保険を使わずに1年間を過ごせば、翌年は等級が1つ上がる。しかし、ダウン事故を起こしてしまい保険を使うと、原則として翌年は3等級下がり、保険料も大幅に値上がりしてしまう。

 もし保険を使った事実を隠して契約をしたらどうなるのか? 等級制度の基本的な仕組みとともに確認していこう。

■自動車保険の等級制度

 任意保険加入者すべてに付与される等級は通常6等級からスタートし、1年間無事故で過ごせば1等級ずつプラスされていく。基本的に等級は最大20等級まであり、割引率の計算方法などは保険会社で異なるものの、等級が上がるごとに割引率は大きくなっていく。また、この等級は保険会社を変更しても引き継がれるという特長がある。

■事故で保険を使えば保険料は大幅値上げ!

 では「無事故で17等級の人」と「ダウン事故を起こして17等級になった人」は“同じ17等級”とみなされるのかというと、実は等級には2種類あり、無事故の場合は「無事故等級」、事故で保険を使った場合は「事故有等級」となり、同じ等級でも割引率が異なってくる。
 
 例えば無事故等級の17等級で割引率53%、20等級で割引率63%、事故有等級の17等級で割引率38%と設定されている保険会社で契約をしている場合、20等級で事故を起こし、対人賠償と対物賠償を使ったとすると、次回の契約では「事故有等級の17等級に下がり、割引率38%」になってしまう。同じ17等級でも、無事故等級の割引率は53%なので、保険料は大幅に値上がりしてしまう。“万が一のときの保険”とはいえ、次年度以降の保険料負担があまりに大きくなるので、安全運転は常に心がけたい。

■保険を使ったことを隠して契約したら

 もしダウン事故を起こして保険を使ったことを隠して契約した場合、どうなるのか。

 ネット見積もりなどの場合、ウェブ上で見積もりを進めていくと事故の有無を聞かれる。ここで「事故なし」と答えれば、次契約は1等級上がった状態で見積もりが出てくる。代理店での対面見積もりの場合でも「保険を使っていない」と申請すれば、同様に見積もりが取れ、いずれも契約することはできる。

 ただし、保険期間がスタートして2〜3か月経過すると、本来適用されるはずの正確な事故有等級が判明してしまうので、差額分の保険料を請求される。これは保険会社と正式に契約を結んだことで、旧保険会社と新保険会社の間に情報の開示がなされるためだ。

 つまり、「事故で保険を使えば、隠すことはできない」という結論になる。もし指摘を受ける前に事故を起こして保険を使えば、さらに事態は面倒になる。最悪の場合は保険が使えないといった可能性もあり得る。万が一の保険だけに、正確な申告を行い、決まった保険料を支払って、契約を結んでおこう。

(文/西村有樹)

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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