自動車保険の型式別料率クラス、保険料の差は最大どれくらい?

自動車保険の型式別料率クラスが“保険料”に与える影響とは? [拡大する]

自動車保険の型式別料率クラスが“保険料”に与える影響とは?

 自動車はメーカー、車種ともに同一であっても、型式により分類されており、タイプやグレードが違えば、型式も異なる。自動車保険では、型式ごとの保険金支払いなどのデータから「料率クラス」が決められている。料率クラスは1から9まであるが、保険料も最大で9倍の差がつくのだろうか。そこで今回は、料率クラスの基本をおさえながら、保険料に与える影響を解説する。

■料率クラスとは

 自動車保険では、型式の違いによって「対人賠償」「対物賠償」「傷害(人身傷害・搭乗者傷害)」「車両保険」の各項目に対して、1から9までの数字が振られる。数字は小さいほどリスクが低く、大きいほどリスクが高くなる。たとえば、以下の車の場合は「対物賠償のリスクはやや高めだが、車両保険のリスクは低め」と判断できる。

<ヴィッツ KSP130の場合>
・対人賠償:4
・対物賠償:5
・傷害(人身傷害・搭乗者傷害):4
・車両保険:3

 なお、この数字は損害料率算出機構が毎年見直しを行っている。同じ型式の車に乗っている全ユーザーを対象に、保険実績を毎年チェックしているのだ。その数は膨大なデータで、車のリスクを客観的に判断できる材料となる。

■型式別車両料率クラスが保険料に与える影響

 「料率クラスの数字が大きい=リスクが高い」となり、保険料は高くなる。数字は1から9まで振られているので、その差は最大で9倍になるかというと、そうではない。損害料率算出機構では「最大で約4.3倍」としている。つまり、対人賠償の保険料がクラス1で1万円の場合、クラス9は4万3000円となる。

 ただし、自動車保険は運転者の年齢や運転する人、安全装置、車両の価値などでも保険料は大きく左右される。実際に4.3倍となるかは契約条件により変わるが、ある程度の保険料の目安となるだろう。なお、同機構ではクラス1〜9の最大較差を約4.3倍としているものの、1と2の差、5と6の差など、数字ごとの差は明らかにしていない。単純計算では各数字間の差は約0.47差になる。

 細かな数字だが、似たような車で迷っている時には、料率クラスの数字が小さい車を選べば保険料の負担は軽減できそうだ。

(文/西村有樹)
フリーライター。保険や資産運用などマネー系に強く、「All About」で自動車保険ガイド記事のほか、銀行や保険会社、証券会社などの刊行物、国交省、財務省等官公庁の媒体など幅広く執筆。ほかにも雑誌「プレジデント」「ベストカー」などでも多数の記事を担当する。

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