自動車保険の搭乗者傷害保険 保険金はいくらもらえる?

自動車保険の「搭乗者傷害保険」 もし事故にあった場合、補償はどれくらいあるのだろうか [拡大する]

自動車保険の「搭乗者傷害保険」 もし事故にあった場合、補償はどれくらいあるのだろうか

 任意で加入する自動車保険の保険種目のひとつである「搭乗者傷害保険」。保険に加入している車に乗っている人が補償される保険だが、もし事故にあった場合、どれくらいの補償が受けられるのだろうか。

■搭乗者傷害保険の死亡保険金

 保険証券や見積もり時に搭乗者傷害保険の項目を見たとき、「保険金1000万円」という記載があったとする。この「保険金」は、死亡時、または後遺障害時に支払われるので、「保険金1000万円」としていたなら、死亡時に支払われるのは最高額の1000万円となる。後遺障害の場合は、程度や保険会社によって異なるが、保険金額の約4〜100%となる。

 また、保険会社によるが、搭乗者傷害の保険金額は約500〜3000万円に価格を設定することが可能だ。他の保険との兼ね合いだが、「人身傷害保険+搭乗者傷害」と両方から支払いを受けられる。事故を起こした相手がいれば、相手の「対人賠償保険」から保険金を受け取り、自身の「搭乗者傷害」から支払いを受けることもできる。ただし「保険金額を3000万円に設定する」「人身傷害保険と搭乗者傷害の両方をつける」など補償を手厚くする分だけ、月々に払う保険料もアップしてしまうので、バランスを考えよう。

■ケガの場所と、ケガの症状で保険金は変わる

 死亡や後遺障害以外で、ケガをした場合にも保険金が支払われる。ケガの保険金は、通院した日数や実際にかかった治療費によるものではなく、ケガをした部位と症状で変わってくる。以下はほんの一例だが、保険会社により支払われる保険金額は異なる。自分が加入している保険会社ではいくら支払ってもらえるのか、ホームページなどで確認しておこう。

【部位・症状別の支払い例】
<症状>
骨折または脱臼

<部位>
頭部:45万円
顔面部:15万円
けい部(首):60万円
上肢部(肩から手指):15万円
下肢部(足/指を含む):25万円

■搭乗者傷害の注意点

 搭乗者傷害保険の中身は各社横並びではない。厚い補償が欲しければ「人身傷害保険+搭乗者傷害」ということになるが、保険会社によって人身傷害保険で搭乗者のケガが補償されるため、搭乗者傷害保険を付帯しないとする会社もある。保険会社によっては、人身傷害保険に加入していても、搭乗者傷害保険を追加するか選択可能であったりと、ケースはさまざま。

 またケガの保険金の支払いについても、「4日以下の入院、通院なら一律1万円。5日以上なら部位症状別に支払う」「医師の治療を受けたら治療給付金1万円。通算5日以上の入院、通院なら入通院給付金5万円」など、保険会社により異なる。後者のケースだと、通院5日以上で治療費が100万円かかっても支払われるのは5万円となる。

 同じ搭乗者傷害といっても保険会社によって内容は異なる。万が一のときに「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、加入時には確認しておこう。

(文/西村有樹)
フリーライター。保険や資産運用などマネー系に強く、「All About」で自動車保険ガイド記事のほか、銀行や保険会社、証券会社などの刊行物、国交省、財務省等官公庁の媒体など幅広く執筆。ほかにも雑誌「プレジデント」「ベストカー」などでも多数の記事を担当する。

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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