30センチでエンジン停止 自動車による“浸水”危険レベル

浸水の基準や自動車走行中に浸水が起こった場合の影響などについて紹介する [拡大する]

浸水の基準や自動車走行中に浸水が起こった場合の影響などについて紹介する

 ゲリラ豪雨のニュースを目にする機会が多くなった。自治体による浸水被害対策区域指定などの動きも始まっている。自動車走行中に豪雨に見舞われる事態は、いつ誰に起こるかわからない。そこで今回は、浸水の基準や自動車走行中に浸水が起こった場合の影響、保険金を受け取る方法についてお伝えしたい。

■浸水の基準とは?

 浸水が自動車走行に与える影響につき、国土交通省が目安となる基準を公表している。

0〜10cm:走行に関し、問題ない。
10〜30cm:ブレーキ性能が低下し、安全な場所へ車を移動させる必要がある。
30〜50cm:エンジン停止し、車から退出を図らなければならない。
50cm以上:車が浮き、また、パワーウィンドウ付きの車では車の中に閉じ込められてしまい、車とともに流されて非常に危険な状態となる。
(※出典:「川の防災情報」国土交通省より)

 浸水の可能性が考えられるときは、安全な場所への避難などの適切な行動が必要だ。“このぐらいならまだ大丈夫”などと軽く考えず、浸水の深さが大きくなる前に行動しよう。

 なお、自動車から退出して歩行で避難する際も、十分な注意が必要だ。浸水の深さ10cm程度でもマンホールや用水路の位置がわからず転落してしまう危険があり、浸水の深さ20cm程度でも流速が早ければ歩行不能となってしまう。

■浸水(水没)で保険金は受け取れる?

 自動車保険に車両保険が付いていれば、自動車が浸水の被害を受けたときも補償してもらえる。単独事故やほかの車と起こした事故で保険金を受け取った場合は3等級のダウンとなるが、浸水の場合は保険金を受け取っても1等級のダウンのみで済む。

 1等級ダウンであれば事故ありの等級が続く期間(事故あり係数適用期間)は1年間のみ。1年間無事故で過ごせば、無事故契約者と同じ割引率に戻る。ゲリラ豪雨のほか台風や高潮の場合も同様に自動車保険適用となるが、地震が原因の津波による浸水では適用外であることに注意しよう。

 浸水時には、命に関わる被害も想定される。少しでも危険を感じたら迷わずに身の安全を優先してほしい。日頃の行動範囲に合わせ、「洪水ハザードマップ」などもしっかり確認しておこう。車両の浸水については、その知識について知っておくなど、普段からの心がけで未然に防ぐことができることもある。自動車保険を過信せずに、事故のないように行動したいものだ。

【文/稲森真美】
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。相続や年金、教育費など、生活に密着したお金に関する話をわかりやすく伝えるためにライターとして活動中。

【監修/SAKU】

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任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

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人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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