2018年04月18日 17時00分

内閣府が掲げる4つの“ゼロ” 「春の全国交通安全運動」

交通事故リスクが高まりやすいこの時期。改めてルールの大切さを認識しよう(画像はイメージ) [拡大する]

交通事故リスクが高まりやすいこの時期。改めてルールの大切さを認識しよう(画像はイメージ)

 警察庁交通局は16日、今月6日から15日にわたって開催された『平成30年 春の全国交通安全運動』期間中の交通事故による死者数が84名、前年同期と比べ10名増加と発表した。年間を通した交通事故の死者数は減少傾向にあるが、それでも多くの尊い命が失われている。同運動では重点を4つ掲げており、いずれも期間中だけでなく日頃から気を付けたいことばかりだ。今回は内閣府が掲げる4つの“ゼロ”と、その取り組みについて紹介しよう。

【1】子どもと高齢者の交通事故ゼロ

 通学時や放課後に子どもの事故が今なお発生していることと、交通事故死の半数以上が高齢者であることを受け、重点のひとつに「子どもと高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」を掲げている。運転者だけでなく、子どもや高齢者自身も危険について知ることが大切だとし、「保護者から幼児・児童への交通安全教育の促進」「加齢等に伴う身体機能の変化が交通行動に及ぼす影響などの安全教育及び広報啓発」などの活動を行うとしている。

【2】自転車の交通事故ゼロ

 自転車は身近な交通手段だが、自転車側に違反のある交通事故が後を絶たない。「自転車の安全利用の推進」として、利用者に対し「自転車安全利用5則」を活用した交通ルール・マナーの周知徹底や、損害賠償責任保険等への加入促進などの取り組みを行っている。

【3】シートベルト・チャイルドシート未着用による交通事故ゼロ

 乗車中における後部座席シートベルトの着用率やチャイルドシートの使用率がいまだ低調であることを受けた、「すべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」。後部座席のシートベルトやチャイルドシートを着用しないと、事故時に大きな被害につながりかねない。正しい着用の仕方や着用の必要性などを訴え、環境改善に努める方針だ。

【4】飲酒運転による交通事故ゼロ

 重大事故の原因となる飲酒運転による悲惨な交通事故が依然として後を絶たないことから「飲酒運転の根絶」を掲げている。わずかな量でも運転能力や判断能力を鈍らせ、重大事故を引き起こす可能性がある飲酒運転。交通事故被害者等の声を反映した広報啓発活動や、飲食店等における運転者への酒類提供禁止の徹底を行うとしている。

 小学校に入学したばかりの児童や自転車通学を始める生徒が増加するこの時期は、交通事故のリスクが高まるといわれている。『春の全国交通安全運動』は15日に終了したが、これを機に改めて交通ルールの大切さを認識し、安全運転を心がけよう。

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