意外に高額! 「ETCバー」や「信号機」道路上のモノの“損害賠償金額”
ガードレール本体の価格はというと、2mで約3万円。それほど高額ではありませんが、破損した長さによっては数倍の金額が請求されますし、工事費も加算されます。
ちなみに、高速道路上のガードレールの場合は強度や特殊な加工が必要になるため、さらに高額になることもあるようです。また、交換工事の際に車線規制をする場合は、警備員の人件費などが加算され、思わぬ賠償額となるケースもあります。
電柱を壊してしまった際、賠償金として必要になるのは、約3万円〜数百万円。電柱そのものの価格はそれほどでもない場合が多いですが、柱上変圧器(トランス)や電線など、電柱に付属する設備も壊してしまった場合は高額になります。
さらに、工事の際、電柱を倒壊させて電線を切断、また周囲を停電させたりすれば、当然賠償額も莫大なものとなる可能性があります。
ちなみに、ETCレーンへの進入速度は時速20km以下とされています。ETC機器側のトラブルなどでバーが開かないケースは少なくないため、万が一、開かなかったときでも安全に停車できる速度が指定されているのです。前車が急停止したときも十分にスピードを落としていれば、追突を避けることが可能です。
法律監修/
新橋IT法律事務所 弁護士・谷川徹三氏
制作協力/
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