ダイレクト系・代理店系自動車保険会社の違い

 自動車保険は保険会社によって少しずつプランの内容が異なります。同じように見えても補償内容や保険料が違うことがあるので、複数社から見積もりをとり自分に合った自動車保険会社を選ぶ人も多いでしょう。では、その自動車保険会社が「ダイレクト系」と「代理店系」の2つに大きく分けられるのをご存じでしょうか?ここでは、自動車保険会社選びのために知っておきたいそれぞれの利点を紹介します。

シェアを拡大しているダイレクト系自動車保険

 一昔前までは、保険プランも保険料も自動車保険会社による差はほとんどなかったため、自動車保険会社自体を選ぶという感覚はあまりありませんでした。しかし、1996年から始まった金融改革制度(通称「金融ビッグバン」)により自動車保険も自由化が進み、様相は一変。外資系保険会社が多く参入してきて、保険プランなどは多様化・複雑化していきます。そんな彼らが扱っていたのが「ダイレクト系自動車保険」です。

 ダイレクト系自動車保険とは「通販型自動車保険」ともいい、インターネットや電話を通じて加入することができる自動車保険のことです。1997年にアメリカンホーム保険が日本で初めて「リスク細分型自動車保険」のダイレクト販売を開始して以来、各社が続々とダイレクト系に参入。テレビでCMが流れるようになり、一気に普及していきました。2008年には東京海上グループのイーデザイン損保が参入するなど、現在では、国内損保も合わせてシェアを拡大しています。

ダイレクト系自動車保険のメリット・デメリット

  • 【イラスト】ダイレクト系メリット・デメリット

 ダイレクト系自動車保険は保険代理店を通さないため中間マージンが無く、通販型で店舗家賃や人件費も抑えることができるので、結果的に保険料を安くできるというのが最大のメリットになります。

 ダイレクト系自動車保険会社は、契約者自身が自分の都合にあわせて直接保険を選ぶ「リスク細分型自動車保険」が多いのも特徴です。不要なものを最大限省き、自分に合った補償だけを選ぶことで、さらに保険料を安くすることが可能となります。

 また、電話やネットなどで気軽に資料請求をしたり見積もりをとったりすることができる利便性も大きなメリットでしょう。詳細に項目を選べば正確な金額を出すことが可能で、いつでも好きなときに各社から見積もりをとることができます。複数の自動車保険会社から自分に合ったものを選びたいときなどは、簡単に比較検討することが可能となります。

 では、ダイレクト系自動車保険のデメリットは何でしょうか。それは、自分で補償を決定しなくてはならないため、保険プランに関する知識が必要になるということです。言い換えれば、ダイレクト系は自動車保険に詳しい人ほどおすすめだといえます。事故が起きた際に補償内容などで“こんなはずじゃなかった”ということがあったとしても、それは自己責任となってしまうからです。

 とはいえ、専門知識まで必要になるわけではありません。自動車保険特集をじっくり読めば、必要な知識はある程度のレベルまでまかなうことが可能です。保険に関して人任せにしない代わりに、保険料を安く抑えたい。ダイレクト系自動車保険はそんな人にぴったりの保険といえるでしょう。

保険の専門家を通して加入する代理店系自動車保険

 ダイレクト系が普及するまで、自動車保険契約のほとんどを支えてきたのが「代理店系自動車保険」です。自動車ディーラーや整備工場が代理店を兼ねている場合や、保険を専門で扱う代理店(もしくは個人)もありますが、いずれにしても保険代理店というだけあって彼らは保険の専門家です。自動車保険のことは、この代理店にすべて任せておくのが普通でした。

 ところが、ダイレクト系自動車保険の登場により代理店数は1999年度から12年連続で減少。2000年には約51万店あった代理店も、2010年度には約20万2000店と苦戦を強いられています。それでも、まだまだ代理店経由の契約が主流であることに変わりはなく、取り扱っている保険料は全体の92%に及びます(2010年度現在)。

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代理店系自動車保険のメリット・デメリット

  • 【イラスト】代理店

 保険のことならなんでも相談できるプロフェッショナルが代理店です。経験豊富なベテランスタッフにすべてお任せできる安心感は大きいでしょう。自身に保険の知識がなくても最適な保険プランを選んでくれるというのは、「保険のことはよくわからない」と思っている人にとって心強い味方となってくます。
また、担当者とのつきあいが長くなれば、こちらのことをより深く理解してくれることもあり、個人の事情に合わせたきめ細かなサポートをしてくれるなど、代理店系のほうに一日の長があるといえそうです。

 デメリットとしては、代理店の手数料が発生するため保険料が割高になるということ。また、代理店にもランクがあり、個人で代理店業務を行っている所も多いため、良い代理店と悪い代理店の差が激しいという問題もあります。良い代理店に当たればすべて安心して任せることができるので、代理店選びの際も口コミなどを参考にしてみましょう。

 以上のように、ダイレクト系・代理店系それぞれに強みが異なります。しかし、事故時の対応やサービスなどは、どちらも安心して任せられるものです。そのため、“自分で考えて無駄を省くことで保険料を安くしたい”という人はダイレクト系を、“保険料は高くてもすべてをお任せしたい”という人は代理店系を選ぶのが良いのではないでしょうか。

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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