自動車保険の住所変更は忘れずに

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　自動車保険に加入する際には、契約者の現住所を登録する必要があります。また、自動車保険に加入したあとに契約者が引っ越した場合は、保険会社には住所変更の通知を忘れずに行いましょう。

　日本損害保険協会のサイトによると、契約時に特定した自動車の情報などの「告知事項」、被保険自動車の使用目的の変更などの「通知事項」以外に、「契約者が住所または通知先を変更した場合には、契約者は保険会社に遅滞なく連絡する必要」があると述べられています。　

　では、登録している住所の変更をしないことで、保険会社にとって何が問題となるのでしょうか？通販型の自動車保険は、コストを抑えるためにリスクを細分化しており、使用する地域差もリスク要因のひとつに数えています。このため、事故率が高い地域と低い地域とでは微妙に保険料が異なります。また、住所変更にともなって車の使用目的や年間走行距離が変わる場合もあります。それらの結果、保険料が変更になる可能性があるのです。このルールにより、保険料が安い地域から高い地域に引っ越した場合は保険料が高くなりますし、保険料が高い地域から安い地域に引っ越した場合は保険料が安くなるのです。

　自動車保険の住所変更手続きは、それほど面倒なことではありません。代理店型自動車保険の場合は代理店の店頭、または保険会社のコールセンターなどで手続きを行います。また、通販型自動車保険の場合は、保険会社のWebサイト上で手続きを行えます。

　今回は、住所変更についてのお話でしたが、自動車保険は運転者の年令条件の変更なども保険会社に通知する必要があります。自動車保険の住所変更手続きをする際は、引越しによる生活環境の変化で自動車保険の告知事項に関連するものはないか、必ず確認しましょう。