2014年10月11日 10時10分

【ネット銀行】って何がすごいの? 仕組み&特長をわかりやすく解説

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ネット銀行って何がすごいの? 仕組み&特長をわかりやすく解説

 近年急速にシェアを広げている“ネット銀行”。すでに利用している都市銀行があるため、ほかの銀行と何が違うのか、何が便利なのか知らない方も多いはず。そこで、ネット銀行の疑問や特長、メリットをわかりやすく紹介していこう。

■ネット銀行の窓口はどこ?

 そもそもネット銀行は、店舗や窓口、ATMも預金通帳もない銀行。どんな仕組みで成り立っているのか、窓口はどこにあるのか、口座開設はどうするのか、現金をどこに預けてどこから出せるのか、取引はどのように記録されるのかなど、多くの疑問を感じる人もいるはず。

 では、都市銀行やゆうちょ銀行のように窓口を設けた店舗を街で見かける機会もなく、自行のATMが設置されているわけでもないのに、これほどまでに浸透しているのは、なぜでしょうか?

 理由は簡単。街中に店舗やATMがなくとも、手持ちのパソコンやスマートフォン・携帯電話がネット銀行の窓口になるから。ネット銀行のなかにも、営業上必要最小限の店舗を設置しているところもあるが、基本的にはインターネット上に存在する銀行であり、各種サービスもネットを通じて提供されている。

 窓口は、ユーザーの持つネット通信端末であり、現金取引はコンビニ・ゆうちょ銀行・提携するそのほかの銀行ATMで行われる。このため、ネット銀行の実店舗自体はごく少数でありながら、いつどこにいても手軽に銀行取引が行える仕組みだ。

■入出金や振り込み方法は?

 ネット銀行の口座への入金には2通りの方法がある。1つは手持ちの現金を提携銀行の窓口やATMから入金する方法。一部の例外を除き、専用の窓口やATMはないので、提携銀行を介して、直接自分の口座に入金を行うことになる。

 もう1つは、ほかの銀行口座から銀行振込みをする方法。いずれの場合もその銀行がネット銀行に対応、あるいは提携していることが条件となる。提携銀行でない場合には、仲介した銀行側の手数料が発生するので、対応・提携の有無はあらかじめ確認しておくといいでしょう。

 出金の場合は、入金時と同様に店舗のあるほかの銀行窓口やATMから現金を引き出すことができる。利用する銀行がネット銀行と提携していない場合には、手数料が高くなってしまう。

 ネット銀行からの振り込みは、基本的に24時間365日いつでもネット上で完了することが可能。同行間であれば、振り込み手数料無料という例が多く、他行であっても一般銀行に比べて概ね割安となる。

■通帳がなくても取引内容の確認ができる

 口座を開設しても、取引内容を記帳する預金通帳は発行されません。窓口となる店舗や自行のATMを置かないこと、冊子式の通帳を作らないことはネット銀行の特徴で、運営コストを削減して、預金金利などからユーザーに還元する仕組みを持つ。

 近年では、店舗営業を行う一般銀行においても、口座維持費用の低減を目指して冊子式通帳を発行しない利用方法の普及が進んでいる。ネット銀行は、いち早くこれをユーザーに浸透させたといえるでしょう。

 また、口座の取引内容はデータとして保存され、ウェブ上の入出金明細で確認することもできる。過去データの保存期間やその延長にかかる費用、紙面による取引明細書送付の有無など、各行によって異なるので、サービス詳細は利用のネット銀行で確認するといいでしょう。

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