2014年12月01日 09時30分
【ネット銀行】メリット・デメリットを総まとめ!
ネット銀行のメリット・デメリットを総まとめ!
ネット銀行は、その名のとおり「インターネット専業の銀行」のこと。振込みや振替、引き出しなどの取引をネットとキャッシュカードで行い、24時間取引可能といった利便性から、現代のライフスタイルとの親和性も高い。また、各種取引の手数料なども通常の銀行よりも安く設定されていることから、若い世代を中心に利用者数は増加傾向にある。一方で、通帳がないことや実店舗がなく現金取引がATMに限られることなどがデメリットも存在する。そこで今回は、ネット銀行の「メリット」と「デメリット」をまとめていく。
【メリット】
■普通銀行より高金利&低手数料
ネット銀行は、一般の銀行(普通銀行)がネット向けに展開しているサービスを指す「ネットバンキング」とは異なり、基本的に実店舗や預金通帳がなく、ネットや電話でお金のやりとりが完結する。普通銀行に比べて運営コストが抑えられることから、預金金利は比較的高く、手数料は安く設定されている点が特徴だ。
手数料は、銀行によって自分名義のほかの金融機関への振り込みは無料、家賃など毎月かかる振り込みも無料のところもある。コンビニATMでの出金もしやすく、住信SBIネット銀行やソニー銀行などは、セブン-イレブンでの出金手数料を回数無制限で無料にするなど、各社サービスを充実させている。つまり、ネット銀行は「普通銀行より金利と手数料の面でお得」と考えていいだろう。
■24時間営業! 時間を気にする必要なし
ネット銀行は、ネットを通じて24時間いつでも利用できる。システムのメンテナンスなどで利用不可となることもあるが、基本的には深夜や早朝、普通銀行で手続きができない週末にも活用できる。
また、「営業日」を気にする必要もない。普通銀行で振り込み手続きをすると、営業時間の都合上、実際にお金が振り込まれるのは「翌営業日」になってしまうこともあるが、ネット銀行の口座でのやりとりであれば、手続きが完了すると同時に入金されるのだ。
時間を気にせず、お金のやりとりを確認できる便利さから、ネットオークションの出品者が振り込み先としてネット銀行の口座を指定しているケースも多い。もちろん、購入する側は普通銀行の口座から振り込むこともできるが、店舗窓口やATMからの入金では手間がかかり、手数料も高くなるため、ネット銀行の口座を持っているとスムーズだろう。
【デメリット】
■現金の入出金ができるATMが限られる
デメリット一つ目は、現金の入出金ができるATMが限られていること。実店舗や専用のATMがないため、普通銀行との提携でATMでの入出金を可能にしている。事前に提携銀行を調べておかないと、現金が必要なときに「お金が下ろせない」ということになりかねない。
■引き落とし口座の指定に対応していない場合も
また、ネットワーク障害などでホームページにアクセスできなくなる可能性もある。ほかにも、公共料金や税金、クレジットカードの引き落とし口座への指定に対応していないことも多く、注意が必要だ。
メリットとデメリットと理解し、自分なりの運用方法を見つけられれば、より便利に使えるだろう。
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