2015年03月03日 09時00分

【ネット銀行】よりお得に活用! 「無料サービス」のテクニック紹介

ネット銀行の無料サービスを紹介 [拡大する]

ネット銀行の無料サービスを紹介

 ネット銀行は、一般の銀行よりも金利が高いことで有名だが、メリットはそれだけではない。無料で利用できるサービスも多く、賢く活用することで、よりお得に資産運用ができるのだ。今回は、そのテクニックについて紹介したい。

■ATMの手数料が無料

 ネット銀行の利用者が増えている要因の一つに「ATM手数料が無料」という点がある。店舗型の銀行であれば、時間外や入金・出金手数料として100円+税がかかり、深夜帯や土日祝日にもさらに手数料が高くなる。金利がそれほど高くないことを考えると、手数料はより高いものに感じてしまうのだ。

 その点、ネット銀行ではATMの手数料が無料。引き落としの時間や曜日などを気にせずに利用できるのが魅力。ただ、銀行やプランによって適用される回数や条件が異なるので注意も必要。

 たとえば、住信SBIネット銀行では、提携ATMであるイーネット・ローソンATM・ゆうちょ銀行の利用時に限り、合計で毎月5回まで無料で、6回目以降は108円となっている(同じ提携ATMのセブン銀行とイオン銀行は回数制限なく無料)。

 ジャパンネット銀行では、出金・入金ともに毎月初回0円。だが、2回目以降になると、セブン銀行・イーネット・ローソンATMなどで3万円以上で0円、3万円未満だと162円かかる。ゆうちょ銀行では3万円以上だと0円、3万円未満だと324円かかる。

■組み合わせでもっとお得に!

 ネット銀行を選ぶ際には、金利の高さやATMの多さも重要だが、手数料無料の条件などを詳しく知ることで、より効率的に資産運用ができる。さらに、制限付きの無料サービスをもっとお得に使いたい場合は、ネット銀行を組み合わせることをおすすめする。

 月の利用回数が多い人であれば、複数のネット銀行を組み合わることで、無料回数を増やすことが可能。たとえば、ATM引き出し手数料が月5回まで無料の「住信SBIネット銀行」と、月3回まで無料の「じぶん銀行」を組み合わせれば、月に8回まで手数料が無料になるのだ。複数のネット銀行で口座を作り、お得に無料サービスを活用しよう。

■他行宛ての振込みが無料

 ネット銀行のもうひとつの魅力として「他行宛ての振込が無料」という点がある。貯蓄用のお金は金利が高いネット銀行に預けて、普段使いのお金は別の銀行に移したいというときに便利だ。

 ただ、ATMの手数料と同様に、銀行によってシステムが異なるので事前にチェックするといいだろう。たとえば、ソニー銀行であれば、インターネットバンキング・スマートフォン・モバイルバンキング・テレホンバンキングの振込時、同行宛てなら何度でも0円。他行は月1回まで0円(翌月キャッシュバック)となっている。

 また、じぶん銀行では、同行と三菱東京UFJ銀行への振込手数料は無料だが、他行の場合は3万円未満の振込みが1回174円(税込)、3万円以上の振込みが1回278円(税込)となっている。

 銀行によって利用回数や提携銀行などの制限はあるが、一般の銀行に比べると、手数料を節約できるのは確か。無駄を少しでも少なくするためにもぜひ活用すべきだろう。

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